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3/14 虎四ミーティング~限界への挑戦記~村主章枝(フィギュアスケーター)<前編>「“氷上のアクトレス”の真実」

(2014-03-14)

報道機関

スポーツコミュニケーションズ

見出し

虎四ミーティング~限界への挑戦記

村主章枝(フィギュアスケーター)<前編>「“氷上のアクトレス”の真実」

配信日

2014314

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38634

◆内容◆

◇団体とシングル、両立の難しさ

二宮: 先月行われたソチ五輪では、男子シングルで羽生結弦選手が見事金メダルに輝きました。一方、女子は浅田真央選手の6位が日本人最高位。団体戦でも日本は5位入賞とメダルを逃しました。今回から採用された団体戦については賛否両論ありますが、村主さんはいかがでしょう?
村主: 団体戦に出場した選手は、その後、個人戦の出場も控えていました。ピークのヤマを2回作らないといけないので、すごく大変だったと思います。1回のピークにヤマを合わせるのでさえ、簡単なことではありません。今回は、普段の大会以上に過度の緊張状態の中に長い間いる状態になっていた。そういった意味でも、選手たちは苦労したと思いますね。
二宮: 集中力を持続するのが難しかったと?
村主: はい。3日くらいであれば、ある程度、調子をキープすることができます。その点、男子は女子よりも日程がつまっていましたから、まだ良かった。女子は10日間ほど空いてしまったので、結構大変だったと思います。
二宮: 個人差があるとは思いますが、一度ピークをつくった後、再度ピークにもってくるのには何日ほど必要なのでしょうか?
村主: フィギュアスケートの場合は、普段ほとんど連戦がないんです。私の場合は、シーズン中でも1カ月に1回がベストです。少なくとも3週間は欲しいですね。グランプリシリーズでそういった日程で挑む選手も稀にいますが、今回のように1、2週間で2度ピークをつくるというのは、体力的にも精神的にも相当負担が大きいはずです。
二宮: これからシングル、団体戦の両方でメダルを狙うとすれば、そうした面も考慮しなければいけませんね。
村主: そうですね。今回は団体戦に出場した選手たちがシングルで苦戦を強いられました。羽生選手もショートプログラム(SP)は良かったのですが、フリーではミスをしています。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)選手にも失敗がありましたね。
二宮: 団体戦でSPとフリーの両方に出場したユリア・リプニツカヤ(ロシア)選手も、シングルでは転倒があった。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)選手は、その後にケガをしてシングルにすら出られなかった。
村主: 今回の結果を踏まえて、国際スケート連盟(ISU)が今後どういうふうにしていくのか興味深いです。
二宮: ノルディックスキーのジャンプなど他の競技は個人戦の後に、団体戦を行います。フィギュアスケートもそうした方がいいのでは?
村主: そうですね。ただ、テレビ放映の関係などで、やはり一般的にフィギュアの華はシングルとなりがちなので、どうしても団体戦を後に持って来られない事情もあるのだと思います。

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3/13 この人と飲みたい(第2、4木曜日) : 本田武史(プロフィギュアスケーター)・<前編>「浅田真央に生じた“迷い”と“焦り”」

(2014-03-13)

報道機関

スポーツコミュニケーションズ

見出し

この人と飲みたい(第2、4木曜日) : 本田武史(プロフィギュアスケーター)<前編>「浅田真央に生じた“迷い”と“焦り”」

配信日

20143131200

http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=5400

◆内容◆

二宮: ソチ五輪ではフィギュアスケートの解説、お疲れ様でした。実際に現地に行った印象はいかがでしたか。
本田: ソチは日本よりも温かく、オリンピックパークを半袖で歩いている人もいたほどです。日本に帰ってきて「寒い」と感じましたから(笑)。

二宮: テロの恐れがあり、現地は厳戒態勢だったと聞きます。会場内は、ものものしい雰囲気だったのでしょうか。
本田: 予想していたより、オリンピックパーク内で不自由さはありませんでしたね。滞在していたホテルもオリンピックパーク内にあり、快適に過ごせました。もちろん、セキュリティーチェックは厳しかったです。オリンピックパークはフェンスで囲まれて隔離された状態で、出入りするには観客も含めて全員が写真付きのIDを提示しなくてはなりませんでした。
二宮: 本田さんは米国同時多発テロの翌年に開催されたソルトレイクシティ五輪も選手として経験しています。あの時は私も現地で取材しましたが、警備が厳重で本当に大変でした。何度もIDを確認され、携帯電話も時限爆弾になる恐れがあるとの理由で分解されそうになったほどです。
本田: 9.11から半年も経っておらず、当初は五輪自体が開催できるのか分からない状態でしたからね。あの雰囲気を経験しているので、今回のソチはオリンピックパーク内に限っていえば、比較的、穏やかな感じでした。
二宮: 本田さんが解説されたフィギュアスケート男子シングルでは羽生結弦選手が悲願の金メダルを獲得しました。その祝杯も兼ねて、今回はそば焼酎「雲海」SobaSodaで乾杯しましょう。
本田: 焼酎は大好きでよく飲みますが、ソーダで割るのは初めてですね。普段は芋を飲むことが多いので、そばはどんな味がするのか楽しみです。
二宮: SobaSodaは飲みやすいと、どのゲストからも好評です。
本田: あ、確かにスッキリしていて、おいしいですね。そば焼酎の味がしつつも、クセはない。飲みやすいので流行りそうです。
◆ジャンプは跳ぶ前に成否が分かる
二宮: まずは羽生選手の金メダルから振り返りましょう。五輪で金メダルを獲得したのに、本人は「悔しい」という言葉を何度も口にしました。あの意識の高さがあったからこそ頂点に立てたのでしょうね。
本田: そうですね。今回、彼には勢いを感じました。構成もショート、フリーともに後半に基礎点が10点以上の難易度の高いジャンプを入れ、それをしっかりと成功させました。今回、フリーで後半にトリプルアクセルを2回持ってこられたのは羽生選手くらいでしょう。
二宮: 後半のジャンプは基礎点が1.1倍になります。フリーでは最初の4回転を失敗したものの、後半で挽回できたのが大きかった。
本田: 今のルールでなければ、疲れも出てくる後半に2度トリプルアクセルを持ってくる勇気は起きないでしょうね。仮に4回転をミスしても、後半で取り戻す考えだったのでしょう。それだけ本人がジャンプに自信を持っていたと言えます。
二宮: それにしてもジャンプは練習も含めて何千回、何万回と跳んでいても本番で成功するとは限らない。ほんのちょっとの差が明暗を分けるのでしょうね。
本田: ジャンプを成功するかどうか、選手は跳ぶ前に構えた瞬間で分かります。だからと言って、止めるわけにはいかない。もし体勢が悪くても、それをどうやって失敗にならないように修正するかが大事なんです。空中でちょっと体の向きや力の入れ具合を変えて調整する。筋肉のしならせ方ひとつでジャンプの出来は変わってきます。わずかなブレがあっても、ジャンプはうまく跳べません。肉体的な問題に加えて精神面も作用します。迷いがあったり、自信がないと成功の確率は低くなりますね。
二宮: ライバルのパトリック・チャン(カナダ)も今回はジャンプで珍しくミスを連発しました。
本田: 後から聞いた話ですが、彼は腰の状態が思わしくなかったようです。だから、いつもに比べるとキレがなかったですね。加えて、彼の現在のコーチはダンスが専門。ジャンプに関しては細かいアドバイスができていなかったように見受けられます。

二宮: 現地で見ていて、羽生選手が金メダルを獲りそうな予感はしましたか。
本田: 雰囲気は良かったですね。練習でも調子が良く、ショートも完璧。五輪で勝てる要素はすべて兼ね備えていました。ただ、チャンもフリーでパーフェクトな演技をみせれば、逆転可能な得点でしたから、最後の最後までどうなるか分からないと思いながら見ていました。
二宮: 本田さんがジャンプコーチを務めた高橋大輔選手は6位。コンディションさえ万全であれば、2大会連続のメダルに手が届いたように感じます。
本田: やはりヒザの状態が思わしくなかったですね。今回の五輪を振り返ってみると、確かに彼が本来の実力を出せばチャンスはありました。高橋選手に限らず、5位の町田樹選手も含めて上位選手は誰がメダルを獲ってもおかしくはなかったでしょう。
二宮: 前回のバンクーバー五輪で金メダルを獲得した米国のエヴァン・ライサチェックは4回転ジャンプを跳ばなくても優勝できました。しかし、今はメダルはおろか、上位に入るには4回転ジャンプが必須になってきています。
本田: ライサチェックの場合、4回転を跳ばなくても他の要素が完璧でしたから優勝に値する演技だったと思います。でも、今は4回転も跳んだ上で、他も高いレベルでこなせるバランスの良さが問われる時代になりました。この流れは今後も加速していくでしょう。
◆真央に生じた迷い焦り
二宮: 女子は浅田真央選手がショートでまさかの出遅れを余儀なくされました。本人も「いつもとは違うと感じた」と語っていましたが、前回のバンクーバーで銀メダルを獲得し、世界選手権やGPファイナルを何度も制している選手でさえ、平常心を失ってしまうのが五輪の怖さですね。
本田: 五輪は4年に1度の舞台です。4年間、取り組んできたことをショートとフリーで合わせて6分50秒の中で出し切らなくてはいけない。このプレッシャーは実際にあの場所に立った人間しかわかりません。僕も経験がありますが、練習では良かったのに本番で失敗して、なぜだか分からないという状態になってしまうことがあるんです。
二宮: 解説者の視点からみて、浅田選手がショートで失敗した最大の要因は何だと思いますか。
本田: 練習を見ていてもジャンプの成功率が低く、やや自信を失っていたように映りました。ジャンプのテクニック自体は決しておかしくなっていたわけではないのに、跳ぶ時に迷いが出たのでしょう。ささいなことかもしれませんが、「何かが違う」と思ってしまうと失敗するイメージが頭をよぎってしまう。フィギュアスケーターはイメージで自分の演技をとらえている選手が多い。イメージに対して体の動きを合わせていくんです。だから、イメージがブレてしまうと思うように体も動かなくなってしまいます。
二宮: ショートの後、「自分の中の考えも体も全く動かなかった」と発言していたのは衝撃的でした。ただ、一部には「ジャンプに自信がないなら、安全策で事前にトリプルアクセルを外す選択肢もあったのでは」との意見もありました。
本田: それは無理だったでしょうね。僕が浅田選手の立場でも、アスリートとしてトリプルアクセルにはこだわったと思います。トリプルアクセルは浅田選手にとっての決め球。逆に言えば、決め球で失敗したら仕方がないというくらいの自信と覚悟がある。たとえ、トリプルアクセルを回避して勝てたとしても、それは本当の自分の演技ではないから納得がいかなかったはずです。

二宮: それだけトリプルアクセルへのこだわりが強かったということでしょうね。しかし、それは諸刃の剣でもありました……
本田: 浅田選手の中では最初のトリプルアクセルは成功の手応えがあったように映りました。ところが着地の段階で足が抜けたような感じになって転倒してしまったんです。もともとジャンプに対して迷いがあった上に、成功したはずのトリプルアクセルをミスして焦りも重なった。次は何とかしなくちゃとの思いが強くなりすぎて、気持ちだけが先走ってしまったのではないでしょうか。典型的だったのは最後のジャンプ。まだ足が滑り切っていないのに、体だけが先に回転しようとしていました。ショートは2分50秒の間に7つの要素を盛り込まなくてはいけませんから、気持ちと体の動きが乱れると立て直すのは本当に難しくなります。
二宮: 翌日のフリーは一転、ショートとは別人のような素晴らしい内容でした。どこか吹っ切れてのびのびと演じているように映りました。彼女らしい演技で五輪を締めくくることができ、笑顔が見られたのは僥倖でした。 
本田: 本当はショートからフリーへの気持ちの切り替えが一番難しいので、よく頑張りました。報道もされていましたが、佐藤信夫コーチが「何かあったら、助けにいく」と声をかけたことも良かったのでしょう。浅田選手の場合はテクニックの問題ではなかったので、ちょっとした一言で救われたのではないかと感じます。

◆団体戦はプラスにとらえるべき
二宮: 今回は新たな試みとして団体戦も行われました。ピーキングや疲労回復の面で、「その後のシングルには少なからず影響があった」との声もあります。元選手の立場では、どうとらえていますか。
本田: 日本だけでなく他の国も条件は同じですから、「日本人選手にはプラスにならなかった」と考えるべきではないでしょう。特に今回は初めてのことで、ルールもシングルが2人ずつ出場できる国別対抗戦とは異なったものでした。団体戦に出ることが、どう転ぶかは誰にもわからなかったんです。ひとつ言えるのは、少なくとも疲労が溜まってシングルの演技を左右するほど日程が詰まっていたわけではありませんでした。後になって、その影響について、あれこれ言うのは出場した選手がかわいそうだと思いますね。
二宮: 今回を踏まえて、おそらく次の平昌五輪では方式が見直されるでしょうが、日本も戦略を立てて臨む必要があるでしょうね。
本田: 日本の課題ははっきりと見えました。団体でメダルを獲るにはアイスダンスとペアをどう強化し、層を厚くしていくか。今回の5位という成績は、アイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード兄弟と、ペアの高橋成美選手、木原龍一選手がショート、フリーともに滑った上の結果ですから、むしろ健闘したと言えるでしょう。単純に考えれば、選手としてはメダルのチャンスが2倍に増えるのは喜ばしいことです。たとえばスキーのジャンプではノーマルヒル、ラージヒル、団体と3回チャンスがある。どれかうまくいかなくても他で挽回できます。ひとつの種目にすべてをかけなくてはいけない状況と比べれば、団体ができたのは良いことではないでしょうか。
二宮: 地元ロシアのエフゲニー・プルシェンコはシングルを棄権したものの、団体で金メダル獲得に貢献していたことで世界中から称賛されました。もし、シングルしかなければ非難轟々だったかもしれません。
本田: その通りです。彼は金メダルを既にひとつロシアにもたらせていたから、棄権しても会場内は温かい雰囲気に包まれていました。プルシェンコはケガを抱えていましたし、団体戦で力を出し尽くしたように映りましたね。それでも地元の声援に応えなくてはいけないプレッシャーをはねのけ、団体戦であれだけの演技をみせたところに彼の真の強さを目の当たりにした気がします。


二宮: 改めてソチ五輪のフィギュアスケートを総括すると?
本田: 五輪の怖さと難しさを感じた大会ですね。その中で男子は羽生選手が日本人初の金メダルに輝いたことは素晴らしかった。これまで日本では「フィギュアスケートは女子が強い」とのイメージだったのが、ここ最近は男子でもメダル獲得が期待されるように変わってきました。実際に羽生選手が優勝し、出場3選手がすべて入賞できたことは日本男子の実力を示す大きな成果になったと感じます。一方の女子は、特に浅田選手に対して「金メダルを」との期待がものすごく高かった。ただ、勝負は何が起きるかわかりません。いくら浅田選手のような強い選手であっても、ひとりの人間だったんだなということを痛感しました。
二宮: 浅田選手はメダルという記録は残らなかったかもしれませんが、あのフリーは見る人の記憶に残る名演技だったのではないでしょうか。ある意味、メダル以上の価値があったのかもしれません。
本田: そうですね。だから、メダルは獲れなくても皆さんが感動したのではないでしょうか。選手はメダルへの思いは国民の皆さんと同じか、それ以上に持っています。でも、五輪は4年に1回しかなくて、しかも、そのメダルは3人しか手にすることができません。今後は、その難しさを多くの皆さんにも理解していただいた上で応援していただけるとうれしいです。
(後編につづく)



2/22 女子フィギュア不振の原因は団体戦か

(2014-02-22)

報道機関

東スポ

見出し

女子フィギュア不振の原因は団体戦か

配信日

20142221600

http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/2014sochi/237396/

◆内容◆

【ロシア・ソチ21日(日本時間22日)発】「過去最強の布陣」といわれたフィギュアスケート女子日本代表は、3大会ぶりにメダルなしという結果に終わった。ショートプログラム(SP)のミスから立ち直った浅田真央(23=中京大)のフリーの演技は感動を呼んだが、日本勢が揃って力を発揮できなかったのも事実。今大会から実施された団体がその一因となったようだ。 

 フリーの好演から一夜明けた21日、真央はエキシビション(22日)の打ち合わせに参加した。リンクを去る際には同じくエキシビションに出演する高橋大輔(27=関大大学院)、町田樹(23=関大)と談笑。「世界選手権(3月、埼玉)には出場するか」という問いかけに「そのつもりです」とひと言だけ返し、選手村へのバスに乗り込んだ。 

 真央はショックから立ち直った様子だが、今大会では新規開催の団体に出場した選手が個人戦で苦しんだ。日本では団体SPに出場した真央、フリーの鈴木明子(28=邦和スポーツランド)が苦戦。団体ではSP、フリーとも1位のユリア・リプニツカヤ(15=ロシア)も個人ではメダル争いに絡めなかった。 

 一方で、金メダルのアデリナ・ソトニコワ(17=ロシア)、銀メダルのキム・ヨナ(23=韓国)は団体不出場組。ソチ入りしてすぐにヨナが「(団体のある)日本や米国の選手じゃなくて良かった」と発言したが、調整の難しさはこの結果からも明らかだ。 

 そんななか、日本スケート連盟の小林芳子強化部長(58)は女子シングルが行われるよりも前の段階で「非公式ですが、4年後の平昌五輪でも団体戦があるならば、個人戦の後にするなど、日程を再考するようISU(国際スケート連盟)に提言しました」。他国からも同様の意見が出ているという。 

 ソチ五輪で実施された他の競技を見ても、日の丸飛行隊が銅メダルを獲得したジャンプ、ノルディック複合、スピードスケートのチームパシュートと、団体戦は個人戦の後に行われるケースがほとんど。男子でも金の羽生結弦(19=ANA)、銀のパトリック・チャン(23=カナダ)がフリーでは互いにミスを重ねただけに、日程が改められる可能性は十分にある。 

 森喜朗元首相(76)は真央について「大事なときには必ず転ぶ」と評して猛反発を受けたが21日夜、共同通信の取材に「私の真意と全く違う。女子フィギュア団体戦で戦略を間違えたと指摘したかった」と強調。森氏は「浅田選手は団体戦に出場する必要がなかったのに、勝ち目が薄い中、成功すれば3位になれるかもしれないとの淡い気持ちで出させられ、結果(団体SPのトリプルアクセルで)転んだ。精神的な負い目になったはずで、かわいそうだ」と述べている。 

 各国スケート連盟の動きから見ても、元首相の指摘はあながち間違いではなさそうだ。 

 羽生が残る男子はともかく、女子は今回の3選手が4年後までに揃って引退している可能性もある。再びメダルを獲得するためにも、選手が万全の態勢で臨めるよう、働きかけを続ける必要がありそうだ。




2/22 揺るがぬ羽生の強さ、団体戦の明暗<ソチ五輪フィギュアスケート総括>

(2014-02-22)

報道機関

スポーツナビ

見出し

揺るがぬ羽生の強さ、団体戦の明暗<ソチ五輪フィギュアスケート総括>

配信日

20142221150

http://sochi.sports.yahoo.co.jp/column/detail/201402220003-spnavi

◆内容◆

軒並み苦戦を強いられた日本勢

ソチ五輪フィギュアスケートは現地時間20日に女子シングルを終え、全種目(エキシビションを除く)が幕を閉じた。男女の優勝者は羽生結弦(ANA)とアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。共に19歳、17歳と10代の新王者が誕生した。
 日本勢は軒並み苦戦を強いられた。羽生が金メダルを獲得したとはいえ、日本チームからしてみれば、おそらく少々物足りない成績だったのではないか。代表選手が決まった時点で「金を含む複数メダル」が現実的な目標となっていたからだ。しかしふたを開けてみると、男子は町田樹(関西大)が5位、高橋大輔(関西大学大学院)が6位。女子は浅田真央(中京大)が6位、鈴木明子(邦和スポーツランド)が8位、村上佳菜子(中京大)が12位に終わった。高橋、浅田は4年前のバンクーバー五輪メダリストであり、町田にしても今季はグランプリ(GP)シリーズで2連勝と好調を維持。鈴木は全日本王者であり、村上も五輪直前の四大陸選手権で初優勝を飾るなど調整は順調に進んでいた。
 だが、彼らはいずれも五輪で本領を発揮したとは言い難い。では、その原因はどこにあったのか。大きな理由は2つ考えられる。

し烈な国内選考の代償

 1つめは代表選考となった全日本選手権が、「史上最も過酷な大会」と言われるほど、し烈な戦いであったということだ。幸か不幸か日本は現在、国内のレベルが非常に高い。特に男子は有力選手6人が3枠を争い、壮絶な戦いを繰り広げた。大会前の時点で、GPファイナルを制した羽生はほぼ当確となっていたため、実質2枠を懸け5選手が争った。結果的に同大会を制した羽生、2位の町田、5位の高橋が切符を手にしたわけだが、町田は体調を崩しており、大会後に「実は戦える状態ではなかった」ことを明かした。高橋に至っては昨年11月に右すねを負傷しており、なかば強行出場。今季の実績が評価されたこともあり、代表には滑り込んだものの、無理をしたことで回復が遅れてしまった。
 男子ほどではなかったにせよ、女子もGPファイナル優勝の浅田を除き、混戦が続いていた。鈴木と村上が合計200点超えの演技を見せて、出場権を勝ち取ったものの、鈴木はこの大会後に足を痛め、五輪までに調子を上げられず。メンタル面においても「全日本の優勝で求めるものが高くなった」と、自身に無理を強いてしまったことも良くなかった。
 ソチ五輪で銀メダルを獲得したパトリック・チャン(カナダ)は、GPファイナル終了後にこう語っていた。
「日本の選手たちは大変だ。このあと非常に難しい代表選考会が待っている。五輪で勝つより出場権を勝ち取る方が厳しいのではないか。カナダで出場権を獲得するのは僕にとっては楽なことだから、ファイナル後は少し休むことにするよ」
 もちろん厳しい戦いを勝ち抜くことは、選手たちを強くする。しかし、ここでピークを持ってきたり、無理をしたことで、多くの選手が疲弊し、本番に向け最高の状態に仕上げることができなかった点は否めない。

もう1つはソチ五輪から新設された団体戦の存在だ。これは日本に限った話ではないが、団体戦に出場した選手の多くは個人戦で何かしらのミスを犯している。男女通じて上位に入った選手でショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)共にほぼノーミスで演技を終えたのは、女子で銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナー(イタリア)くらいだった。
 戦前から金メダルの有力候補だったユリア・リプニツカヤ(ロシア)は団体戦でSP、FSに出場。ノーミスの演技でロシアに優勝をもたらすことに貢献したが、個人戦ではSPとFSの両方で転倒し、表彰台すら逃した。「疲れていた」とリプニツカヤは明かしたが、15歳の少女にとって大きな負担となったのは間違いない。
 代わりに金メダルを獲得したのが、団体戦に出場しなかったソトニコワ。リプニツカヤにしてみれば皮肉以外の何物でもない。銀メダルのキム・ヨナ(韓国)も団体戦には出場しておらず、女子に関してはこれが結果に大きな影響を及ぼしたと言っても過言ではないだろう。
 浅田にとっても団体戦の出場が足かせとなった。2月8日の団体戦・女子SPに備え、5日に現地入り。「日本では良い練習を積めた」と笑顔を見せていたものの、試合ではトリプルアクセルで転倒するなど結果が出ず、自信を失ってしまった。その後は個人戦まで10日以上あったため、日本チームが独自に練習拠点を置いたアルメニアに移動。そこで調整していたが、想定よりもソチとは気候が違い、予定を2日早めてソチに戻ってきた。
 肉体面、精神面の調整がうまくいかなったこともあり、浅田は個人戦のSPで今季ワーストを更新し、16位スタート。FSではトリプルアクセルを成功させるなど、見事な演技で意地を見せた。しかし、6位に浮上するのがやっとで、悲願の金メダルには手が届かなかった。

今後4年間に向けての展望は?

 そういう意味で、GPファイナルと全日本選手権で優勝し、初の五輪で団体戦にも出場しながら個人戦で優勝した羽生は、揺るがぬ強さを持っていたということだろう。男子に関しては、日本のみならず世界でも今後は羽生が軸となり、戦況をリードしていくことが予想される。23歳で迎える4年後の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪に向けても、視界は良好だ。それを追うのは今大会で銅メダルを獲得した20歳のデニス・テン(カザフスタン)、7位に入った17歳の閻涵(中国)あたりか。パトリック・チャンや4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は、平昌では20代後半にさしかかる。
 日本勢では来季からシニアに上がる田中刑事(倉敷芸術科学大)、日野龍樹(中京大)、全日本選手権で7位に入った16歳の宇野昌磨(中京大中京高)がどこまで成長できるかに懸かっている。もちろん今大会5位の町田をはじめ、小塚崇彦(トヨタ自動車)、無良崇人(岡山国際スケートリンク)といったベテラン・中堅も4年後を目指すことは決まっていないものの健在。しばらくは国内でも激戦が繰り広げられそうだ。
 一方で女子は、今大会に象徴されるようにロシア勢が世界をリードしていくだろう。ソトニコワ、リプニツカヤに加え、ソチ五輪は年齢制限のため出場資格がなかったエレーナ・ラジオノワ(15歳)もいる。浅田が引退することになった場合、村上や15歳の宮原知子(関大高)らで対抗していくことになる。他国を見ても若手では今大会4位のグレイシー・ゴールド(米国)ぐらいしかおらず、ロシア勢の隆盛は続いていきそうだ。
 最後に、今後も団体戦が続いていくようならば、ぜひとも日程は再考してもらいたい。団体戦の影響が個人戦に出るのは本末転倒。個人戦後にスケジュールを組めば、そこで本領を発揮できなかった選手は奮起するだろうし、あとのことを考えずに集中もできる。観ている側にしても、そちらの方が面白い。今回の教訓が4年後に生かされることを心から願いたい。<了>(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)



2/21 浅田真央選手から金メダルを奪ったのは、魔物でも心理面でもない

(2014-02-21)

報道機関

All About

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浅田真央選手から金メダルを奪ったのは、魔物でも心理面でもない

配信日

2014221

http://allabout.co.jp/gm/gc/439907/

◆内容◆

■浅田真央選手を襲った悪夢
 まさかのショートプログラムに日本中が悲しみ、完璧なフリーに日本中が涙を流したフィギュアスケート浅田真央選手のソチ五輪。彼女自身が笑顔で終われたことに救われた人も多いだろう。
 しかしそれで「よかった」と言うわけにはいかない。なぜなら、フリーを見ればわかるように、本来の力が発揮できれば浅田選手は金メダル争いをしていたはずだからだ。
 浅田選手を襲ったショートの不調について、「オリンピックの魔物」と言った人もいるが、今回に限ってそれは正しくない。
 真の原因は「個人戦の前に行われる団体戦」に浅田選手が出場を余儀なくされたことだ。
■選手の体調を無視したソチ五輪の大会運営
 言うまでもないが、選手は「個人戦」でのメダル獲得に選手人生の全てをかけている。よって体調のピークも個人戦に合わせるのが当然だ。今回初めて採用されたフィギュア団体戦も、本来であればスキージャンプのように個人戦の後の余力で争われるべきだが、今回は先に行われた。
 フィギュアスケートは過酷なスポーツ。十分に調整しないと怪我にもつながるため、団体戦に出る選手は一度体をつくらなければならない。
 しかし今大会では、団体戦の後に個人戦が行われるため、たった数日間で疲労を回復させながら再び体をピークに戻さなければならないという、五輪史上かつてない無謀な条件を突きつけられたのだ。
無謀な条件が引き起こした悲劇
 それは想像を絶する事態を招いた。団体戦に出た各国の超一流選手が、個人戦で全く本来の能力を発揮できなかったのだ。
 男子シングルの団体戦1位エフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)は個人戦直前に故障し棄権。金と銀を取った羽生結弦選手とパトリック・チャン選手(カナダ)も、かつて経験のないほどミスを重ね、自己ベストとはほど遠い点数での「相対的な勝利」。地元ロシアの新聞に「勝者なき勝利」と酷評される結果。
 女子への悪影響も甚大。浅田真央選手が目を疑うような失敗をしたのをはじめ、鈴木明子選手も得意のジャンプでミス。団体戦で完璧な演技を披露したユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も度重なる転倒で5位に終わるなど、あり得ない失敗が相次いだ。
■キムヨナ選手が代弁した団体戦出場選手の本音
 有力選手を襲った悪夢の連鎖のわけは、オリンピックの魔物のせいでも心理面での問題でもない。個人戦の前に団体戦に出なければならなかったという、「選手の体調を無視した大会運営」にあった。
 女子シングル個人戦に先立ち、韓国のキムヨナ選手がこう言った。
 「私はアメリカや日本に生まれなくてよかった。団体戦に出なければなりませんからね。団体戦に出させられる選手は体調管理が困難でかわいそうです」
 これは団体戦に出た選手が言いたくても言えない本音だ。
 そして女子ショートプログラムが終わった後、解説者の八木沼純子さんもこう述べた。
(団体戦の後)ずっと同じポジション(体調)をキープするのは難しいので、一度リセットしてから作り直すのが一番ですが、選手によってはそれは難しい」※( )内は筆者補足
 つまり団体戦に出ることの悪影響は最初から明らかだったのだ。
戦力差に目をつぶった日本のスケート連盟
 しかも日本の場合、ISUの評価(別掲補足)からも、団体戦で勝ち目がないことは最初からわかっていた。そんな勝ち目のない団体戦に参加させたスケート連盟の責任は重大だし、その判断の誤りが、浅田選手の心身にダメージを与え、結果的に金メダルを奪ってしまったといっても過言ではない。
 これほど明らかな悪影響をもたらしたソチ五輪でのフィギュア団体戦。次のピョンチャン(平昌)五輪では、行われるとしても個人戦の後に変更すべきだし、場合によっては廃止も検討すべきだろう。
<
補足>
国際スケート連盟(ISU)が発表した各国別ポイント(2013.12月時点)
1
位カナダ(6053)
2
位ロシア(5459)
3
位アメリカ(5274)
4
位日本(4062)
 日本と3位以上の差は、世界と互角に戦えるペアとアイスダンス選手が不在なため。実際のソチ五輪団体戦にあてはめると、上位3カ国のどこかで選手が当日に棄権しない限り、逆転は不可能なポイント差である。実際に優勝国ロシアはたった3種目で日本の4種目合計点を上回った。
【社会ニュースガイド:松井 政就】



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