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11/29 頑張ったのは認めるけれど 羽生結弦「5回も転んで2位」フィギュアの採点基準が、よく分からない

(2014-11-29)

報道機関

週刊現代

見出し

頑張ったのは認めるけれど 羽生結弦「5回も転んで2位」フィギュアの採点基準が、よく分からない

配信日

20141129日 (20141129日号)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41196

◆内容◆

包帯姿でポイントUP

フリー15460。総合23755。「暫定1位」—。

電光掲示板に羽生結弦の得点が表示された瞬間、中国・上海の会場は、喜びと驚きが混じったような歓声に包まれた。

8日に開催されたフィギュアスケートGPシリーズ中国杯、男子フリープログラム直前の6分間練習で、羽生は中国の閻涵と衝突。頭部と顎から出血する傷を負ったが、羽生は出場を志願。包帯で傷を隠した痛々しい姿で、フリーを演じきった。

衝突の影響から本来の演技とはほど遠く、結局、得意の4回転ジャンプの際も含めて、演技のなかで、計5回も転倒した。

前日のショートプログラム(SP)も不調で2位。アドバンテージはなかった。それでも最終的に、SP1位だったロシアのコフトゥンに優勝こそ譲ったものの、総合で2位という驚くべき結果だった。

演技を終えた直後には、怪我を押してまで演技をさせるべきだったのか否か、議論が沸騰した。しかし、少し時間が経って冷静になってみると、羽生の健闘には感動しつつも、この「5回も転んで2位」という結果に疑問を持った人もいたのではないか。

現地で解説を担当したスケート解説者の佐野稔氏は、「羽生選手の包帯姿が加点になった」と語る。

「今シーズンの羽生選手のフリーの曲は『オペラ座の怪人』。あの曲は怪人の悲しみや愛の表現が求められますが、傷を負ったことで、怪人の心情を見せることができた。それがジャッジに反映されて、得点につながったんです。

もちろん、ルールとして『同情点』は禁じられています。ただ、それを厳しく守れる人がいるでしょうか。芸術に点をつけるわけですから、感情が入っていかざるをえない。あれだけ大怪我を負っている選手が演じきっている。それは考慮するでしょう。人間が採点するものには必ず『心情』が挟まるものです」

たしかに、フィギュアスケートは陸上競技のようにはっきりとした数値が出るスポーツではない。採点に審判の主観が入ることは、理解できなくはない。

フィギュアスケートの採点の不可解さについて、思い出されるのが、浅田真央とキム・ヨナとの長きにわたるライバル関係だ。

浅田真央が代名詞であるトリプルアクセルをいくら決めても、技そのものの難易度にしたがって与えられる「基礎点」ではなく、その技の「出来栄え点」や、演技の表現力に与えられる「構成点」で信じられない高得点を叩き出すキム・ヨナに敗北する。それが、お決まりのパターンになっていた。

日本のファンからすると納得できない採点が出る度に、「結局、審判の好みの問題ではないか。純粋に、スポーツとして採点するべきだ!」と大きな議論を巻き起こしてきた。

純粋に、スポーツとして—これはフィギュアスケート界の永遠のテーマの一つにもなっている。実は、現在の採点基準もその考えに基づき改められたものだ。

きっかけは、'02年のソルトレイク五輪でのスキャンダルだった。ペア部門でロシアが優勝に輝いたが、フランス人審判が「政治的な取引をし、ロシアに甘く採点した」と発言し、大問題になったのだ。結局この件は、問題の審判の判定を無効とし、2位だったカナダ人ペアにも金メダルが贈られ、決着を見た。

その反省から採点方式はより政治色や主観を排した、厳密なものに変えられていった、というわけだ。

しかし、いくら改良されたと言っても、審判がその目で見て判定する仕組みである以上、主観的にならざるを得ない。

とくに主観から逃れられないのが、「構成点」だ。現在の採点方式での構成点は「ファイブコンポーネンツ」と呼ばれ、(1)スケート技術、(2)要素のつなぎ、(3)動作や身のこなし、(4)振り付けと構成、(5)曲の解釈の5つが基準となる。

スタイルのよい選手がのびのびと演技すれば「身のこなし」もよく見えるというもの。衣装が曲にマッチしているかどうかも「曲の解釈」のうちだ。

さらに、スポーツライターの折山淑美氏によれば、構成点は選手の「格」によって左右されるのだという。

「たとえばソチ五輪銀メダリストのパトリック・チャン選手だったら10点満点で9点台後半がほぼ確実に出るとか、髙橋大輔選手なら9点台は堅いとか、選手によってある程度は決まっています。羽生選手も『技術がある』というイメージがあるから、どんなに失敗しても7点台までは落としにくい」

「スター」はつらいよ

今大会で1位だったコフトゥンはソチ五輪には出場しておらず、金メダリストの羽生からすればいわば「格下」。コフトゥンがSPとフリーで4回転ジャンプを成功させ、精一杯の演技をしても、総合点は24334と、ミスを重ねた羽生との差はわずか6ポイントほどだった。そもそもの実力差があるとしても、内容にかかわらず「格」で勝負が決まってしまうようでは、対戦する側からすればやり切れない。

さらにこの格付けは、審判が選手のスキルなどに対して持つ先入観という意味だけではなく、また別の一面を持っている。フィギュアスケート業界が常に「スター」を求めているということだ。

「フィギュアスケートはショー・ビジネスですから、お客を呼べる存在がどうしても必要になってくる。そのために絶対的なスターが必要です。今、羽生くんはかつてキム・ヨナが負っていたような役目を果たしている。

日本スケート連盟の幹部が羽生くんを寵愛しているのは有名な話ですが、彼はもはや日本だけのものではない。中国でも大人気なのは、今大会での大歓声でも証明されている。人気は羽生くんが本拠地としているカナダ、さらにアメリカやヨーロッパでも絶大で、もはや『世界の羽生』なんです。彼に傷を付けることはできない。それはフィギュアに関わるものなら誰もが認識している」(日本スケート連盟関係者)

スターがスターであるがゆえに良い採点を受け、それがスターの地位を確固たるものにする。そんな仕組みができあがっているのだ。

また、審判が「会場の雰囲気」に影響されることは避けられない。実際、ソチ五輪でも、圧倒的な歓声がロシア勢の躍進を支えていた。今大会、羽生への声援は地元の中国人選手を上回るほどだったが、「世界の羽生」は、これからも多くの人を「味方」につけるだろう。

羽生本人が純粋に努力を重ねる、最高のフィギュアスケーターであることに疑いはない。今シーズンは、まだまだ始まったばかり。治療を終えた、本調子の羽生が戻ってくるのを期待しよう。そこでは、万全の体調で余計なことを考えずに済むような「王者」のスケートを我々にぜひ見せて欲しい。

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