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1/25 羽生結弦、キム・ヨナを「五輪王者」に導いた『チーム・ブライアン』、世界制覇の“原動力”は…

(2015-01-25)

報道機関

産経新聞

見出し

羽生結弦、キム・ヨナを「五輪王者」に導いた『チーム・ブライアン』、世界制覇の“原動力”は…

配信日

2015125日 1400

http://www.sankei.com/sports/news/150125/spo1501250004-n1.html

◆内容◆

5年前のバンクーバー冬季五輪ではキム・ヨナ選手を、昨年のソチ冬季五輪では羽生結弦選手を金メダルに導いたカナダ人のコーチ、ブライアン・オーサー氏が著書を刊行したのを機に来日し、会見を開いた。氏はいまも、五輪2連覇を視野に羽生選手のコーチを務めている。世界制覇を成し遂げた原動力は何か、氏の発言と著書から探ってみたい。(溝上健良)

◇「玄人受け」する滑りとは

 ブライアン氏は現在、羽生選手に加え、ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)も指導している。フェルナンデス選手といえばフィギュアスケートの元世界女王・安藤美姫さんの交際相手として注目されたが、昨年の世界選手権3位、グランプリ・ファイナル2位と実力も世界トップクラスの選手だ。この2人のコーチであるブライアン氏とはどんな人なのだろう。大会で得点発表の際に羽生選手の隣にいる人、といえば分かるだろうか。そのコーチが来日したとあって、12月1日にカナダ大使館で開かれた新著「チーム・ブライアン」の刊行記者会見には多くの記者が詰めかけた。

 ブライアン氏の第一声は関係者への感謝の言葉だった。「この本の出版にあたっては樋口豊さん(監修)、野口美惠さん(構成・翻訳)にいろいろとお手伝いいただいたことを感謝申し上げます」。同書はフィギュアスケート経験のあるスポーツジャーナリストの野口さんによるブライアン氏への取材が基になっており、専門をふまえながらも素人にわかりやすい内容となっている。

さらにブライアン氏はキム・ヨナ選手や羽生結弦選手の以前のコーチにも謝意を示した。同書ではこう記す。《ユヅルも、ヨナも、またハビエルも、他のスケーターもみんな子どもの頃からさまざまなコーチに指導を受け、才能を見いだされ、すでにトップ選手になる素養を身につけてから私のところに来ました》。金メダルは決して自分一人の手柄ではないことを強調している。

 著書名にあるように、ブライアン氏の本拠地であるカナダのクリケット・クラブには20人を超えるコーチがおり、集団での指導体制をとっている。振付師、スケーティング、スピン、ジャンプと、それぞれの専門家がいるわけだ。この「チーム・ブライアン」の結成から8年になるが《8年間、誰ひとり辞めていかない》というからすごい。

 さてフィギュアスケートでは、どうしてもジャンプに目が向きがちだが、実はそれ以外の部分が大事なのだという。《チーム・ブライアンでは、まずすべてを基礎スケーティングに集約します。新しく来たスケーターは、どんなにジャンプが得意であろうとも、スケーティングに立ち返る必要があります》《必要なのは、ジャッジが好む、玄人受けする滑りです。ジャッジが感動するのはジャンプの成功ではありません。信じられないくらい素晴らしいストローク(滑り)や美しいエッジワークを見ると感動し、そういう選手はちょっとくらいジャンプで転んでも点数が下がらないのです。(中略)ユヅルにはこうしたマニアックな滑りを授けたいと思いました》。ジャンプの練習よりもこうした基礎練習に力を入れ、キム・ヨナ選手の場合は難度の高いジャンプ(トリプルアクセル)の練習をあえてさせずに金メダルに導いたという。

◇人として成長してくれること

 フィギュアスケートの採点システムは毎年のように変更があるが、チーム・ブライアンではそうした変化に対応するべく、なるべく多くの関係者の声を聞き、新しい採点の傾向やルールの詳細の把握に努めているそうだ。そしてその「ジャッジ目線」で選手への指導に臨んでいく。

 ちなみにブライアン氏自身は選手としてサラエボ、カルガリーでの冬季五輪で2大会連続で銀メダルに輝いている。負けた悔しさも知っており、五輪に向けてどうプレッシャーを克服していくか、調子を整えていくかも熟知しており、それが指導に生かされている。

 《必要なのは、オリンピックだからといって特別なことをするのではなく、いつも通りにやることです》と記しているが、実はこれがなかなか難しい。選手が緊張しないよう、五輪の際には自分自身がいつも通り振る舞うよう気をつけたそうだ。

 ちなみに羽生選手は常に最高の状態を周囲に見せようと全力で努力するタイプの選手で、ブライアン氏の若いころもそうだったというが、それでは本番である五輪に調子のピークを持ってくることが難しい。《むしろ試合前にミスが起きるがままにするべきタイミングもあるのです》とブライアン氏は指摘する。

羽生選手は3年後の韓国・平昌冬季五輪での金メダルを見据えているが、ブライアン氏はいったん今のスタイルを崩す必要性に触れている。《ずっと同じスタイルだったら「この選手は滑りの種類や幅がない」と思われてしまう》《私は4年後のユヅルの幸せを考えたい。そうなるとこれからの3年は、無理をしてでも新しい持ち味を探す時期です》というわけだ。そして《ユヅルはもっと格好悪いところを見せても大丈夫。日本のファンは待ってくれます。苦しむ姿にも共感してくれます》と助言している。羽生選手もそのことを理解し始めているとのことで、今後どれだけ羽生選手が新しいことに挑戦し、失敗する覚悟を持てるかが、3年後の結果を大きく左右することになるといえそうだ。

 こうして「チーム・ブライアン」は3年後の世界制覇に向けて着実に動き出しているが、試合に勝つことが終局的な目的ではない。会見でも「私のミッションは選手の健全さを損なわないこと。競技者として成長してくれることも望んでいるが、それ以上に人として成長してくれることを望んでいます。選手にはまず、私やチームに触れることで人として成長してほしい。チャンピオンになることはその次、と思っています」と話していた。

 この本を読むことでフィギュアスケートがどのような競技なのかがアバウトに理解でき、今後の観戦がより楽しめそうだ。著書の中ではキム・ヨナ、羽生結弦の両選手がどのような道をたどって頂点にまで登り詰めたかが詳しく展開されている。そして「チーム・ブライアン」のもと羽生、フェルナンデスの両選手が次の冬季五輪に向けてどのように歩んでいくのかも、興味は尽きない。

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