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2/10 韓国競泳“英雄”ドーピング疑惑 必死の釈明に冷淡な韓国メディア「リオ五輪出場は黄信号」

(2015-02-10)

報道機関

産経新聞【スポーツ異聞】

見出し

韓国競泳“英雄”ドーピング疑惑 必死の釈明に冷淡な韓国メディア「リオ五輪出場は黄信号」

配信日

2014年 2月 10日 600

http://www.sankei.com/premium/news/150210/prm1502100005-n1.html

◆内容◆

韓国スポーツ界に衝撃が走った。韓国競泳初の五輪メダリストである朴泰桓(パク・テファン、25)がドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示したからだ。1月26日に韓国各メディアが報じた。「マリンボーイ」と呼ばれ、国民的スター選手なだけに報道は過熱。昨年の韓国・仁川アジア大会前にソウル市内の病院で受けた注射に禁止薬物が含まれていたとみられ、所属事務所は担当医を傷害などで検察に告訴した。韓国のネットユーザーは「彼を信じる」「潔白だ」などと擁護する声が多いが、韓国メディアには故意性がないと判断されても2年間の選手資格剥奪の可能性が高く、2016年リオデジャネイロ五輪は絶望的だと報じる。

 喘息治療のため、医者に勧められて5歳で水泳を始めた朴泰桓。メキメキと頭角を現し、2008年北京五輪の男子400メートル自由形で金メダル、200メートル自由形で銀メダルを獲得し、韓国競泳で初めての五輪メダリストになった。12年ロンドン五輪でも両種目で銀メダルを獲得し、韓国競泳初の2大会連続のメダリストの快挙を担った。

 敵なしのスター選手として人気は高く、さわやかなルックスも相まって女性ファンも多いという。このため、様々な企業の広告モデルを務め、芸能人との親交も深い。最近、美人女子アナとの熱愛も報じられていた。

人気者ゆえに、本人は人一倍ドーピング問題に敏感で、韓国メディアによると「10年を超える活動期間でドーピング問題を懸念して風邪薬さえも服用しない」という。

 ところが、筋肉強化剤成分テストステロンが含まれた男性ホルモン注射を受けたことが確認された。韓国紙・中央日報は、今回初診の病院で、無料サービスとはいえ、不用意に注射を打ったことを疑問視する。

 報道によると、朴泰桓は昨年7月29日、ソウル市内の病院の勧めでネビド注射を受けた。ネビドの主成分テストステロンは1990年代から禁止薬物に指定されている。この病院はスポーツと特に関係がなく、医師はネビドについて無知だったとみられる。

 朴泰桓は昨年初めまで他の病院に通っていた。いくら無料とはいえ、重要なアジア大会を控え、そのような病院になぜ行ったのか。中央日報によると、この病院は「診療当時、朴泰桓の男性ホルモン数値が低く、これを高める注射(ネビド)を勧めた。これが禁止薬物とは知らなかった」と主張している。ある専門家は「普通、選手たちは絶対にネビドは打たない。しかし朴泰桓の場合は知らずに打った可能性がある。競技力の上昇を期待したとすれば、3回以上注射を打ったはずだが、一度だけ打ったのはミスだったという意味」と語った。

マネジメント会社は声明で「病院から注射を勧められた際に、朴は何度も禁止薬物が入っていないか確認した」と主張。「医師はまったく問題ないと答えた。それにもかかわらず、禁止薬物が含まれていたことが判明した」と憤りを隠さない。そして「朴は風邪薬さえも服用していないのに、ドーピング検査で陽性になるはずがない。今回の結果には誰よりも本人が衝撃を受けている」と同情を誘った。

 報道を総合すると、朴泰桓側は不慮の事故であり、故意性を全面否定する。韓国のネットユーザーは「朴泰桓は韓国の英雄だ。彼を信じている」「朴泰桓は潔白だ!」「彼は本当に誠実な人間。こんな騒動に巻き込まないでほしい」「病院側に責任があるに決まっている。医者が薬の成分もわからないのか? あきれて言葉が出ない」「疑わないで。どれだけ大きな夢を与えてくれたか忘れたの? 韓国人が信じてあげなければ、朴泰桓は誰にも信じてもらえない」などと擁護する声が寄せられていた。

この声に呼応するように、韓国メディアは韓国の英雄を擁護しそうなものだが、中央日報は追及を緩めない。「朴泰桓がテストステロンが含まれた薬物を投薬した事実は間違いない」とバッサリ。そして「2月の国際水泳連盟(FINA)反ドーピング委員会の公聴会で釈明しても、事実関係を翻すのは難しい。世界反ドーピング機関(WADA)は禁止薬物の投薬が確認されれば最長4年の資格停止処分とする。故意性がないと判断しても選手資格を2年間剥奪するのが慣例だ」と推測し、朴泰桓が懲戒を受ければ、リオ五輪が開催される16年8月まで「選手資格を回復するのは容易でない」と悲観的な見方を示す。

 昨年のアジア大会で獲得したメダル6個(銀1個、銅5個)を剥奪される可能性もあるとする。

 日本のネットユーザーは「韓国ではスポーツ選手の薬物使用はよくあること」「懸命に言い訳しているが、何か隠している感じがする。世界水連には厳しく対応してもらいたい」「昨年のアジア大会で繰り広げられた萩野公介、孫楊との激しい争いがまだ目に浮かぶ。あれはなんだったのか、アジア大会を貶める行為だ」などとコメントしている。

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