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2/13 倉敷で歴史を刻む佐々木美行 フィギュアスケート育成の現場から(7)

(2015-02-13)

報道機関

Sportsnavi

見出し

倉敷で歴史を刻む佐々木美行  フィギュアスケート育成の現場から(7)

配信日

2015年 2月 13日 1820

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/figureskate/all/1415/columndtl/201502130003-spnavi

◆内容◆文:松原 孝臣

・グランドオープンを迎えた「ヘルスピア倉敷」

たくさんの人たちが滑っている。
 おそらくはスケートを楽しみに来たであろう、子どもにスケートを教えたい親子がいれば、選手として未来を夢見る子どもが熱心に滑っている。

 熱気あふれるリンクは、どこか真新しさを感じさせる。それもそのはずだ。昨年12月6日、通年化の作業が終わって、「ヘルスピア倉敷」はグランドオープンを迎えたばかりだ。セレモニーには、このリンクでスケートを始め、練習に励んだ高橋大輔らも駆けつけたという。
 倉敷市内中心部から車で約15分ほど、周囲は静かな中、自動扉を抜ければ、そこには活気があふれている。
「夢の一つがかないました。20年以上、願っていたことですから」
 佐々木美行は笑顔を見せる。
 佐々木は、ここを拠点とする「倉敷フィギュアスケーティングクラブ(倉敷FSC)」の監督として、クラブが設立された1993年以来、クラブを率いてきた。
 これまで、多くの選手が育っていった。高橋をはじめ、アイスダンスで活躍する平井絵己(大阪スケート倶楽部)、2011年の世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得した田中刑事(倉敷芸術科学大)、2人の姉とともにスケートに励み全日本ジュニア、全日本選手権に出場している友滝佳子(倉敷芸術科学大)らの名前が並ぶ。
 20年を超える歴史を刻み、今日では全国でも有数の存在となった倉敷FSCだが、そのスタートは、「すべて一から。いえ、まさにゼロからと言うのが正しいかもしれませんね」と、佐々木は振り返る。

高橋大輔が小学生のときのまさかの出来事

「大学に入る前は遊びくらいで」
と言う佐々木のフィギュアスケートとのかかわりは、大学生になってから、結びつきを強めていった。
 岡山大学に入学すると、「経験者の少ないものをやりたい」とスケート部に入部する。そして選手として、国体やインカレに出場を果たした。
「大学でいろいろ経験させていただいた分、いずれはフィギュアスケートに対して恩返しをしなければ、という思いがありました」
 その機会となったのが、92年、ヘスルピア倉敷の前身である「サンピア倉敷」がオープンしたことだった。佐々木は誘われてスケート教室のコーチとなり、その翌年、クラブが設立された。
 とはいえ、身近にクラブの運営や形態のモデルがあったわけではない。
「クラブだから名簿を作らないといけないよね、会計もはっきりしておかないといけない、リンクを貸し切る費用は月々の精算にしよう、クラブの運営費は年間で集めよう。やらないと困ることが見つかったら、そこを進める、そんな具合でした」
 そして、「試行錯誤と言えば」と続けながら、このようなエピソードを挙げた。高橋が小学生のときに出場した大会でのことだ。
「広島で行なわれた大会でした。あれは何年生のときだったかなあ。小学生であったのは間違いないのですが」
 そのショートプログラムで、「まさか」と思うほど低い点数がつけられることになった。その理由を知り、愕然(がくぜん)とした。
「要は、やってはいけないことをやったり、やらないといけないことを入れていなかったりというところで、大幅に減点されたんですね。プロの先生の方に作っていただいたプログラムでした。でも、古いルールにのっとっていたために起きたことだったんです。
 ただ任せきりにするのではなく、自分たちもしっかりルールを身につけないといけない、勉強しなければならないと実感したときでした。また、そういうところにもクラブの組織や力というものが表れるんだと思ったことも覚えています」

・保護者全員が主体的に参加するクラブ

では、どのようにして組織の力を培っていったのか。
「みんなで取り組むこと」
 と、佐々木は言う。
「例えばクラブの運営。最初1人でやっていたら、『名簿くらい作りますよ』『これくらいならできるので』と、保護者の皆さんがかかわってくれた。それは今日にも受け継がれています。新人係、衣装係、今ならブログの係とか役割を細分化し、1人ひと役を担いながら、保護者みんなで運営にあたる」
 保護者が携わるのは、そうした運営面ばかりではない。コーチとしてリンクに立つ人もいると言う。
「田中刑事君とか友滝佳子ちゃんが入ってきた頃からですかね。保護者の方が滑れたりしたものですから、入部したての子を見てもらおうと。そうすれば、私がちょっと上の級の子にもっと時間を使えるようになったりするわけです」
 リンクに立たなくても、曲の再生を担ったり、役割はさまざまだ。
 運営、指導、その両面での保護者全員が主体的に参加する体制。そうしたあり方を志向した中核にあったのは、「1人で充実した組織にはならない」という思いだった。
「だって、1人でできることなんて限られているじゃないですか」

組織の中心にいるのは佐々木

 子どもたちの練習風景を保護者が見守るのも日常だ。
 コーチの中には、保護者との間に一線を画す、現場にあまりかかわってほしくないと考える人がいないわけではない。
 運営や指導にも参加するのだから練習風景を見守るのも自然なことだが、倉敷FSCのありようは、それとは対照的だ。
 そして培われた一体感、結束力は、折々に発揮されることになった。
 一方で、皆が携わる組織にあって、その中心にいるのは、やはり佐々木にほかならない。
 佐々木には、スケートを教える上で、始まりから今日まで、そして今後もおそらく変わることのない、確固とした信念があった。
 それは選手にも、たしかに根付いていた。(第8回に続く/文中敬称略)

201502130003-spnavi_2015021300015_view.jpg 
昨年12月6日にグランドオープンを迎えた「ヘルスピア倉敷」
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保護者全員が主体的に参加するクラブ。その中心には佐々木がいる

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