スポンサーサイト

(--------)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2/16 日本男子が世界に示した存在感 (フィギュアスケート四大陸選手権男子)

(2015-02-16)

報道機関

アスリートジャーナル

見出し

日本男子が世界に示した存在感 (フィギュアスケート四大陸選手権男子)

配信日

2015年 2月 16

http://www.athlete-journal.com/figureskate/kensukenakaniwa20150216-2.html

◆内容◆インストラクター&テクニカルスペシャリスト 中庭健介

フィギュアスケートの四大陸選手権が行われ、男子は8大会ぶりに表彰台を逃し残念な結果に終わったが、シニア初挑戦の宇野昌磨選手、同大会初出場の村上大介選手が存在感を示したのは、今後に向けての明るい材料だったと思う。

5位に入った宇野選手は、シニアで戦うということが、どういうことかを経験し、これがこの先につながると思う。ジュニアとシニアの大きな違いは、レベルが非常に均衡していて常に競い合っているというところ。故にひとつのミスが順位を分ける。それがプレッシャーとなり、普段通りの動きにならないこともある。

宇野選手本人のコメントにも「プレッシャーを感じた」という言葉があったが、5位という結果は決して残念なものではなく、シニアの中でよく戦った結果の順位だと思う。ショートでは、自己ベストの88.90点の高得点をマークした。キス&クライのびっくりしたような表情が印象深かった。ショート2位で周囲の大きな期待を背負ってのフリーを経験出来たのは、大きな収穫だっただろう。

宇野選手は昨シーズンまで4回転ジャンプや3A3回転アクセル)が跳べなかったので、色々なものを工夫してきた。4回転ジャンプがあまり跳べなかった時期を支えてきたステップやスピン、そして豊かな表現が、ジャンプを跳べるようになった今、点数を押し上げている。

報道の中で、なかなか調子が上がらないといったものがあったが、その中でこのような成績を残せたのは彼の日々の頑張りの結果だと思う。そこを高く評価したい。また、宇野選手は、他の選手と比べても技術的に色々と工夫しており、プログラムがバラエティーに富んでいる。見る側にとっても面白いプログラムになっており、このようなところも今後、ぜひ注目してほしい。

4位の村上選手は今シーズン、NHK杯で優勝するなど、目覚ましい活躍をした。選手にとって好成績をあげることは非常にエネルギーになり、大きな自信となる。しかしNHK杯の優勝で注目を浴びた全日本選手権では、フリーで思いもよらぬ失敗をしてしまい、悔しい思いをしたと思う。今シーズン、良い試合も、そして悔しい試合もした。これらの良いも悪いも経験したことにより、この大会で惜しくもメダルを逃したが、全日本選手権2位の宇野選手を破っての4位。存在感を大いに示したと思う。

村上選手は以前、4T4回転トゥーループ)と4S4回転サルコウ)の2種類の4回転ジャンプを跳んでいたが、数年前から4Sをメインにし始めて以来、4Sの成功率と質が非常に上がった。4S一本に絞り、ひとつの武器を確立したのが、このような飛躍につながったのではないか。

4回転ジャンプを数種類跳ぶ時代の中、選手の中には2種類入れたいという者もいるだろう。男子選手の場合、本番でどれだけ成功させることが出来るかが4回転ジャンプの大きなテーマなので、一本に絞った4Sが村上選手の最大の武器になった。フリーでもそうだったが、後半になればなるほどジャンプひとつひとつの着氷が流れるようになり、プログラムがひとつのまとまった作品になっていた。

全選手に言えることだが、絶対的王者の羽生選手の不在により、四大陸選手権のタイトルを取る大きなチャンスだった。その中で優勝したのがデニス・テン選手(カザフスタン)。彼はオリンピック、世界選手権でも強さを発揮したように、ISU選手権に非常に強い選手。テン選手の289.46点は、今季世界最高得点で歴代でも3位の得点である。

テン選手は、これまでジャンプが安定せず、実力があるのに上に行けない印象があった。今シーズン、ジャンプのミスが少ないことが好成績につながった大きな要因だろう。もうひとつは、スケーティングとステップ。体を使って音を表現でき、ターンの質が際立っていた。ステップシークエンスでショートとフリーの両方に最高レベルのレベル「4」に最高評価のGOE(出来栄え点)+3が全員付いている。

歴代3位の得点を出すということは、演技構成点が伸びないと男子は厳しい。ジャンプの安定感とそれが備わり、今まで作り上げてきたものを試合で表現出来るようになった。この試合のフリーでは鳥肌が立つような美しい演技を見せてくれた。ジャンプやステップの繋ぎが多様で、特にスピンの終わり際から次の要素に向かう繋ぎの多様さは他の選手よりも工夫されており、ただ足元だけを使うのではなく、上半身の動き、表情、見る者の目を離さない演技が際立って良かった。

ディフェンディングチャンピオンの無良崇人選手は、これまでの追う立場から追われる立場、チャンピオンを守る立場となり、彼本来の動きではなかったと思う。今シーズン、彼はグランプリファイナルに出場し、大きな成長を遂げたが、今大会は、ジャンプに高さがなく、代名詞である3A4回転ジャンプにミスが出た。このようなミスがあり7位に終わった。

オリンピックが終わり、今大会は若い選手が多く出場していた。今度は自分が表舞台に立つんだという思いを持った選手や、悔しい思いをしてきた選手が結果を出した。2位のジョシュア・ファリス選手(米国)、3位のハン・ヤン選手(中国)は、一度、シニアの壁にぶち当たって苦しみ、その中から這い上がってきた選手。宇野選手に関しては、試合後、山田満知子コーチが「そう簡単にはいかない」とコメントしていたが、まさにその通りだと思う。厚い壁にぶつかって何を得て、それをどう活かしていくのか。宇野選手らのような若手がどのように成長していくか今後、楽しみである。

スポンサーサイト


コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

FC2kikyou(ききょう)

Author:FC2kikyou(ききょう)
ブログへようこそ!
訪問してくださって、ありがとうございます。

※リンクフリーです。
画像を自由に引用・転載していただいてOKです。

最新コメント
最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。