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2/18 層の厚さを再確認出来た日本女子 (フィギュアスケート四大陸選手権女子)

(2015-02-18)

報道機関

アスリートジャーナル

見出し

層の厚さを再確認出来た日本女子 (フィギュアスケート四大陸選手権女子)

配信日

2015年 2月 18

http://www.athlete-journal.com/figureskate/kensukenakaniwa20150218.html

◆内容◆インストラクター&テクニカルスペシャリスト 中庭健介

フィギュアスケートの四大陸選手権が行われ、女子では宮原知子選手が2位、本郷理華選手が3位に入り、永井優香選手は6位だった。ポリーナ・エドモンズ(米国)が184.02点をマークして優勝した。

昨年の全日本選手権で初優勝した宮原選手は、名実ともに日本のトップに立ち、今大会、優勝することがひとつの大きな目標であったと思う。優勝を逃したことは少し残念ではあるが、僅差での2位。彼女らしい演技は完璧には出来なかったものの、世界選手権に向けて課題を見つけることが出来たと思う。

女子はジャンプの回転不足判定によって大きく順位が変動する。宮原選手は、昨年の全日本選手権でいくつかジャンプで回転不足判定が付き、これが課題となっていた。今回は、一部回転不足判定はあったが、ほとんど回転不足判定がなくプログラムを滑り切れた。

特に後半に2A2回転アクセル)+3T3回転トゥーループ)の2つのコンビネーションジャンプには高さがあり、クリアに疑いようのないランディングにもってこれたのは非常に大きかった。この2A3Tは、3A3回転アクセル)と同じくらいの点数を得ることが出来る。演技の後半でこのコンビネーションをクリアに跳ぶことが出来るのは、彼女の大きな武器であり、それがより一層磨かれた印象を受けた。

一方で、普段はあまりない転倒やステッピングアウトなどがあり、GOE(出来栄え点)が-3、-2以上の失敗が見受けられた。これは、ジャンプを高く跳ぶという意識が影響したものだと思う。今まではジャンプの成功に重点を置いてやっていたので、確率が高く、あまりミスをしない選手だった。逆に言えば、今までなかった転倒などのミスが出るようになったのは、ジャンプがしっかり上がるようになったからであるとも言えるだろう。ある意味、ジャンプが良くなった証拠であると思う。

フリーの「ミス・サイゴン」は、宮原選手が主人公を演じることを重要視したプログラムになっている。周囲を引き込み、目を集めて取り込むような演技が、今後彼女の成長過程の中に出てくれば、演技構成点が伸び、世界トップとの差も縮まってくるだろう。今大会を通じて宮原選手の成長と課題がそれぞれ出たと思う。

四大陸選手権初出場の本郷選手は3位という堂々たる結果を残した。彼女の一番の特徴は、上背があり、ダイナミックな演技で、そこに定評があった。その中で彼女もまた、ジャンプの回転不足が課題になっていた。今回、フリーでコンビネーションのうしろに跳ぶトリプルジャンプに両方、回転不足判定が付いてしまった。一見、ノーミスに見えた演技だったが、点数が思ったより伸びなく、キス&クライでの表情も「もう少し点数が出てもいいのでは」というものだった。

ジャンプの回転不足はルール上、プラスでもマイナスでも付けることが出来る。ジャンプをきれいに降りれば回転不足の判定が出たとしてもプラスの評価が与えられ、マイナスの評価にはならない。しかし今回のようにGOEでマイナスの評価が下されることもある。回転不足の判定とGOEに影響が出ることで、点数がなかなか伸びない。この課題は彼女の中で克服していかなければならないところだと思う。

その一方で技術的に良いところも見られた。今シーズンからルッツジャンプとフリップジャンプの踏み切りエッジに対する厳格化が求められ、非常に厳しいものになっている。本郷選手には、ルッツジャンプに重度のエラーが付けられている試合がいくつか見受けられた。しかし今回は全く付かなかった。クリアなエッジで跳ぶことが出来たという判定が出たのは、彼女の努力の証。女子の場合、技術点を伸ばすためには回転不足や踏み切りエッジに対するエラーなどがない選手が上に行く。本郷選手には、この試合を世界選手権につなげてほしい。

6位に入った永井選手は本当に力のある選手。昨年までは練習ではかなりの実力があったが、それを本番で発揮出来ないという印象が私の中であった。ところが、今シーズンは非常に厳しい練習を積んできたように見える。その結果、本番で彼女の力がようやく発揮出来た。この彼女の一番の変化は、厳しい練習をやり続けたことが最大の要因だと、コーチを務める関徳武氏がおっしゃっていた。長いスパンですぐに結果を求めずに2年から3年かかる覚悟で厳しく常に諦めずに選手と向き合う姿が関徳武氏から垣間見れて、指導者としても勉強させてもらった。この2人の師弟関係があってこその彼女の飛躍であるし、関徳武氏の力も大きかったと思う。

日本勢はゴールド選手との戦いだったと思う。オリンピック、世界選手権で力を発揮し、世界のトップスケーターとなっている。彼女の一番の特徴は、そのダイナミックな質の高いジャンプ。さらに技術だけでなく、昨シーズンのフリープログラム「眠れる森の美女」のような演技からも伝わるように、周りを夢のような世界に引き込むような表現を持った選手である。今回は得意のジャンプにミスが目立ち、メダルを逃したが非常に力のある選手で、世界選手権では日本の良きライバルとなるだろう。

今大会は上位陣に日本とアメリカの選手が並んだ結果となった。日本が2位、3位、6位、アメリカが1位、4位、8位。日本は2選手が表彰台に立つ好成績を上げた。日本女子の層の厚さを、結果を残してくれたことにより証明してくたことは非常にうれしい。

3月に控える世界選手権は、四大陸選手権の上位陣プラスロシア勢の争いとなる。現在、世界の女子を牽引しているのはロシア勢であり、このロシア勢の強さを忘れてはいけない。日本人選手がメダル争いをしていく中で、ロシアの若い力のある選手にどうやって勝っていくのか、世界選手権の見所のひとつ。日本女子の活躍を大いに期待したい。

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