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9/26 <アジア大会>運営トラブル相次ぐ 経費節減でほころび

(2014-09-26)

報道機関

毎日新聞

見出し

<アジア大会>運営トラブル相次ぐ 経費節減でほころび

発行日

2014926日 1946

http://mainichi.jp/sports/news/20140926k0000e050243000c.html

◆内容◆      

【仁川・田原和宏、澤田克己、石原聖】仁川アジア大会は中盤にさしかかったが、運営をめぐるトラブルが相次いでいる。大会組織委員会は選手村に不審者が侵入したことを明らかにするなど、スポーツ大会で重視される「選手最優先」を揺るがす騒ぎも起きている。厳しい財政状況を受けて組織委が経費を節減したことで、ほころびが出ているようだ。

組織委や韓国紙・中央日報によると、騒ぎが起きたのは22日昼。選手村内のカフェテリアに不審者が侵入して、選手を怒鳴りつけたという。警察が事情聴取したが、食料の搬入口から侵入したとみられる。
 警備は大規模なスポーツ大会の最優先事項。組織委は「警察やガードマンを増強して対応を図る」としている。しかし、厳禁されている資格認定証の他人への貸与を大会関係者がしたため、資格のない人物が会場入りしていた事実も数多く発覚。五輪とはテロに対する警戒レベルが違うとはいえ、選手周りの備えが緩くなっている。
 22日の武術競技では交通渋滞のため、選手の会場到着が遅れ、競技が開始できなかった。組織委は開始時間を変更して対応したが、選手を万全の準備で競技に臨ませることができなかったのは不手際だ。今大会は市民の理解が得られなかったとみられ、大会関係者専用の車道レーンが設けられていない。
 また、組織委は複数の会場で、学生スタッフが韓国版の花札で賭けに興じたり、トランプで遊んだりしていたことも明かした。4月のセウォル号沈没事故でも、行方不明者の家族を世話するはずの学生ボランティアに仕事をせずゲームにふける人がいて問題となったばかり。組織委の会見では韓国メディアからもボランティアの対応への質問が相次いでいる。
 韓国では就職試験で有利になると考え、証明書ほしさにボランティアに応募する人が少なくない。しかし、今回は経費削減でボランティアの数は当初予定の半分以下の約1万3500人となった。組織委によると、各国の選手団を担当する通訳担当者約460人のうち70人以上がすでに辞めたという。
 ボランティアは研修で洗練され、意欲も高いものだが、韓国紙・京郷新聞は1986年ソウル大会や88年ソウル五輪でもボランティアを経験した人から「こんな非効率で、いいかげんな運用は初めてだ」という声が出ていると報じた。
 中国メディアも韓国の報道を引用しながら「ボランティアは待遇に不満で途中で抜け出し、外国選手は選手村の食堂に肉がないと不満を言っている」と指摘。「サービスなし、車なし、肉なし」と手厳しく伝えた。

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