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ここが変だよ!、変じゃない?スケート報道の記事などを集めていきたいと思います。
報道機関 | 産経新聞【スポーツ異聞】 |
見出し | 「なぜ韓国を処分しない?」繰り返される韓国サポーターの“蛮行”に動かぬFIFAの弱腰 |
発行日 | 2014年10月15日 6:00 |
http://www.sankei.com/sports/news/141015/spo1410150001-n1.html
◆内容◆
またも繰り返された韓国サポーターの“蛮行”。国際試合で政治的な主張を禁じている国際サッカー連盟(FIFA)の規定があるにもかかわらず、9月28日に韓国・仁川で行われたアジア大会サッカー男子準々決勝、日本-韓国戦で、韓国サポーターが初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根の肖像が描かれた幕を掲げた。日本側は大会組織委員会に対し即時、再発防止を求める意見書を提出し、組織委もスポーツ再発防止を約束した。すると、韓国のネットユーザーからは「旭日旗は明らかな政治行為」など見当違いな抗議が相次いだ。FIFAは今のところなく何の反応もなく、国内のネットには「なぜ韓国を処分しないのか」と疑問が呈されている。
日本-韓国戦が行われた9月28日の文鶴競技場は韓国サポーターで埋まった。すると、韓国選手の入場時と韓国国歌斉唱時にはスタンドに安重根の似顔絵が描かれた幕がはためいた。
安重根は1909(明治42)年10月26日、中国黒竜江省の省都・ハルビンで初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した。そのような人物の似顔絵を日本戦で掲げれば、政治的意味合いが濃いという印象はぬぐえない。
日本選手団の田嶋幸三副団長は翌29日、大会組織委員会に青木剛団長名で再発防止を求める意見書を提出したと明らかにした。
サッカーの日韓戦では、2013年7月の東アジア・カップでも韓国サポーターが安重根の肖像画のほか「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕を掲げ、日本サッカー協会が主催する東アジア・サッカー連盟に抗議文を出した経緯がある。
今回は肖像画が小さく目立たなかったことから、田嶋副団長は「極端な政治的なものが表れたとは思っていない。東アジア・カップで起きたこととは全く次元は違う」との認識を示した。
事を穏便に済ませようという意図が日本側にはうかがえる。ただし、正式に抗議を受けただけに、組織委は10月1日、仁川市内のメディアセンターで記者会見を開き対応した。韓国・聯合ニュースによると、組織委は「試合で安重根の肖像画が掲げられたことを確認した」と明らかにした。その上で9月30日に日本オリンピック委員会(JOC)が大会組に抗議文を提出し、組織委は再発防止を約束したと説明したという。さらに、組織委関係者の話として「スポーツの試合会場で政治的な面が出ることは望ましくない。サポーターの協力が必要だ」と、再発防止に関して踏み込んでいた。
これに韓国のネットユーザーが反発した。日本に譲歩したと映ったか。「我々も戦犯旗を政治行為として逆に抗議しよう」「なにが再発防止の約束だ? 日本は戦犯旗を野放しなのに。狂ったか」「旭日旗は明らかな政治行為」「安重根義士の垂れ幕を抗議したいのなら、安倍と菅を直接問い詰めて日本のサッカーファンにまず旭日旗を禁止させるのが先だ」「まったく、戦犯旗を何度も目にしているんだがな。あれも必ず再発防止させろ」などと怒りをあらわにした声が相次いだ。
目立つのは、またも「旭日旗」に対する内容だ。「旭日」とは朝日のことを意味している。水平線から昇る朝日の陽光が線のようになって八方に広がる様子は縁起がよく、勢いがあって輝かしい発展的なイメージを持つ。このため、日本では昔からいろんな所でデザイン化されてきた。朝日新聞の社旗が典型であり、決して韓国側が主張する「軍国主義」を象徴するものではない。まずは、しっかりした「歴史認識」を持ってから行動すべきではないか。
韓国サイドが政治的な認識を持つのならば、FIFAが禁じる国際試合での政治的主張に符合しかねない。
サポーターによる政治活動としては、14年3月11日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)-アーセナル(イングランド)戦で、Bミュンヘンのファンが「人種差別にはノーを、コソボにはイエスを」と書いた横断幕を掲げたケースがある。この試合では、人種差別的な幕も観客席で見られたため、欧州サッカー連盟(UEFA)は「2件分」の制裁としてBミュンヘンにホーム試合での観客席の一部閉鎖と罰金1万ユーロ(約139万円)を科したという。
だが、FIFAは13年7月の東アジア・カップで安重根の肖像画などが掲示された際に韓国に対する、おとがめはなかった。インターネットメディアのJ-CASTニュースは9月29日付で「サッカー日韓戦でまた『安重根』横断幕 FIFAはなぜ韓国を処分しないのか」と題し、疑問を訴えている。
韓国紙・朝鮮日報(電子版)によると、韓国サッカー協会の鄭夢奎会長が、FIFAの役員選挙に挑戦するというのだ。鄭会長は9月21日、アジアU-16(16歳以下)選手権大会が行われたタイ・バンコクで「FIFA役員になったら、韓国サッカーのためにできることがさらに増える」とし、出馬の意向を表明した。選挙は来年4月、マレーシアのクアラルンプールで行われるアジアサッカー連盟(AFC)総会に合わせて実施される。
うがった見方はしたくないが、FIFAに対し韓国側の意向がますます反映されはしないか、心配される。