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10/14 【中野友加里のスケーターたちの素顔】アピールが大切な五輪翌シーズン

(2014-10-14)

報道機関

SANKEI EXPRESS

見出し

【中野友加里のスケーターたちの素顔】アピールが大切な五輪翌シーズン

発行日

20141014日 1615

http://www.sankeibiz.jp/express/news/141014/exe1410141615003-n1.htm

◆内容◆ 

「4年は長いなあ」。当時の心境を思い出します。出場を逃した2006年のトリノ五輪が閉幕し、また4年後に幕を開けるバンクーバー五輪へ向けた新たなシーズンが始まったときのことです。世代交代が進み、浅田真央選手をはじめ年下の選手たちが「さあ、次は私たちの出番だ」とばかりにやる気をみなぎらせていました。一方の私は、トリノを目指したシーズンから次のシーズンに向けて気持ちの切り替えが必要でした。

 そこからの4年の月日が、実はあっという間だということに気付かされたのは、その時間が経過してからのことです。頭で考えると4年間は長いですが、課題に取り組み始めると時間はどんどんと過ぎ去っていくものです。

 五輪の翌シーズンというのは、若い選手にとっては大きなチャンスの時期です。アスリートにとって、五輪は大きな節目です。フィギュアスケーターにとっても例外ではありません。少なからずの国内外のトップ選手が夢舞台を最後に、第一線から退きます。トリノ五輪後には、金メダルに輝いた荒川静香さんが引退しました。

 「次の五輪へ向けて新たな戦いが始まる」。私はそう思って、06~07年シーズンの最終目標を世界選手権に定め、少しでも五輪に近づけるよう、そこに向けて練習に本腰を入れました。

 その年の世界選手権は東京開催。2年連続で出場権を獲得した私は、開会式で選手宣誓を行う思い出深い大会になりました。そして、つかの間の休息を取る暇もなく、バンクーバー五輪へ時計の針が進んでいきました。

審判員に名前売り込む

 シーズンは1年1年の積み重ねです。五輪の翌シーズンの位置づけを聞かれたら、私は「『次は自分の時代』と名前をアピールするシーズン」と答えます。五輪に向けて練習を積み重ねていくためのステップです。何より、国際大会の審判員に名前を売り込む意味でも大事なシーズンなのです。

 採点競技は、選手の印象やイメージの刷り込みも大切です。少しでもインパクトのある結果を残すことで、「この子は演技が美しい」「ジャンプが跳べる」「スピンが速い」などと覚えてもらうことが重要なのです。

一方で、新たなライバルも出現してきます。私は自らの現役時代を「サンドイッチ」と揶揄することがあります。上の世代には荒川さんや村主章枝(すぐり・ふみえ)さんがいて、下の世代には安藤美姫(みき)さんや真央ちゃんがいました。先輩の背中を必死で追いかけていたのに、気付いたら追われる立場になっていたのです。

 初出場したソチ五輪で12位だった村上佳菜子選手を見ていると、置かれている立場が当時の自分と少し似ているかなとも思います。

 彼女にとって、今季は大変なシーズンになるでしょう。代表最年長だった鈴木明子選手が引退し、真央ちゃんも今シーズンは休養します。上の年代がいなくなる一方で、宮原知子選手をはじめ、ジュニアからシニアへ上がって18年の平昌五輪を目指す選手たちが台頭してきます。

・個性が生まれてくる

 次世代の選手には、「私が一番になるんだ」、「ニューヒロインは私だ」と強い自負で臨んでほしいです。「真央ちゃんが休養しても、日本の女子シングルはやっぱり強い」とファンが喜ぶような存在になってほしいです。そして、全力で世界にアピールしてくれればいいなと思います。そこから、それぞれの選手の個性が生まれてくるはずです。

 最近のジュニア世代を見ていると、みんな滑ること、踊ることがすごくうまくて、高い技術も持ち合わせています。4回転ジャンプを跳べる選手がいるということも聞いています。一方で、卓越した選手がいないようにも感じてしまいます。足りないのは、個性ではないでしょうか。静香さんにも章枝さんにも、美姫さんにも真央ちゃんも、それぞれの演技に個性が感じられました。「私はこの部分が得意なんだ」とどんどんアピールすれば、応援している私も楽しくなります。

10月4日のジャパン・オープンで五輪翌シーズンが本格的に幕を開けしました。エースだった高橋大輔選手が休養しても、羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手をはじめとして層の厚い男子に比べると、女子には勢いの差のようなものを少し感じてしまいますが、まだシーズンは始まったばかり。今シーズンが終わるころには、どんな選手が頭角を現しているのか期待も膨らみます。女子選手の奮起を期待しています。(元フィギュアスケート選手、フジテレビ職員 中野友加里/SANKEI EXPRESS)

■なかの・ゆかり 1985年、愛知県江南(こうなん)市生まれ。史上3人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功し、2006年~08年まで3年連続で世界選手権日本代表。10年に現役引退し、フジテレビに入社。早大大学院修了。著書「トップスケーターの流儀~中野友加里が聞く9人のリアルストーリー」(双葉社)が発売中。

201410181.png

ソチ五輪翌シーズンの幕開けとなるジャパンオープンで、表彰式後に観客の声援に応える(右から)無良崇人(むら・たかひと)、村上佳菜子、宮原知子、小塚崇彦(こづか・たかひこ)の各選手



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