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11/7 パトリック・チャンから高橋大輔へ。 ライバルから届いた「ありがとう」。

(2014-11-07)

報道機関

Number Web

見出し

パトリック・チャンから高橋大輔へ。 ライバルから届いた「ありがとう」。

発行日

2014117日 1030

http://number.bunshun.jp/articles/-/822015

◆内容◆ 田村明子

雑誌『Sports Graphic Number』864に掲載されたコラム
「高橋大輔の現役引退に、盟友チャンが送った言葉」。
チャン選手が尊敬する高橋選手に、真に伝えたかったことは何なのか?
今回はWeb用に加筆修正されたバージョンを特別配信いたします!

*  *  *
 
1014日、高橋大輔が岡山市でアマチュア競技からの引退を宣言した。

 怪我の影響でソチ五輪6位に終わった後、1年間競技を休むと宣言。だが「1年かけて考えようかと思ったけれど、やっぱりシーズンが始まる前に言おうと思った。(シーズンがはじまると)他の選手がモチベーションを上げていく中で、迷惑をかけたくないなと思った」と会見で語った。日本のエースとして、常に周りへの配慮を忘れなかった高橋らしい決断だった。

 3回の五輪を戦ってきた28歳の高橋の引退宣言は、まったく予想できないものではない。それでも後輩からの人望も厚く、日本男子を世界のトップレベルまで引きあげてきた高橋の引退を惜しむ声は多い。

 長年、高橋の良きライバルとして戦ってきたカナダのパトリック・チャンからも、筆者を通してメッセージが届いた。

・「ダイスケはぼくのお手本でした」とチャン。

 チャンから届いたEメールはこうはじまっていた。

「ダイスケにはまず最初に、ありがとう、と感謝の気持ちを伝えたいです。彼はフィギュアスケート界全体に大きな貢献をしてきた選手。そしてぼく自身も、いつも彼のことを尊敬し、お手本にしていました」

 高橋とチャンが初めて競技で顔を合わせたのは、2006年長野で行なわれたNHK杯でのことだった。20歳の高橋が優勝し、ジュニアから上がったばかりの15歳のチャンは7位だった。

 それから今日に至るまで、高橋とチャンは世界選手権とGPファイナルでそれぞれ2回ずつ、四大陸選手権とスケートカナダで1回ずつ同じ表彰台に上がっている。

 チャンはかねてから「ダイスケは良い友人。大会で彼と顔を合わせるとほっとする」と語り、2人が会見で並んで座るとライバル同士ながらもいつも和気藹々とした雰囲気を醸し出していた。

・新採点方式に対応できた数少ない選手だった。

 良きライバルであると同時にまず先輩として、チャンが高橋をもっとも尊敬しているのは、高橋がISU採点システムの改正という大きな変化を生き延びてきたことだという。

「旧採点システムから新採点システムに移行したとき、すべての選手がその変化に対応できたわけではない。ダイスケはそれを乗り越えた数少ないトップ選手の一人です。才能と能力がなければ、できないことだったと思います」

 現在の加点式採点法が導入されたのは2004年の秋のこと。高橋はシニアに上がって3シーズン目と、確かに選手として成長期の真っ最中だった。5歳年下のチャンはまだジュニアでシニアの戦いには参入しておらず、それほど影響を受けていなかっただろう。

・世界トップのチャンが高く評価する表現力。

 高橋が新採点方式にすんなりと順応できたのは、基礎のスケーティング技術が高かったことと、抜きん出た音楽性、表現力があったことも大きい。スケーティング技術においては世界トップと言われるチャンも、高橋の表現力には一目置いているという。

「ダイスケはぼくが見て本当に楽しめる、数少ない選手の一人です。彼のプログラムからジャンプを全て抜いたとしても、そのスケーティング技術と表現力で十分に楽しませてくれます」

・「ダイスケは全てを兼ね備えたスケーター」

 中でももっとも心に残っているのは、20082月に韓国で開催された四大陸選手権で、高橋が滑ったフリーだという。プログラムはニコライ・モロゾフ振付によるチャイコフスキーの「ロミオとジュリエット」。ここで高橋は264.46という当時の世界新記録を出し、2位のジェフリー・バトルに30点の点差をつけて優勝した。チャンはこの大会には出ていないが、映像で見たのだという。

「あのプログラムは忘れられない。4回転を2回成功させて、最後までものすごい演技でした。ジャンプは力強く、同時にスピードと品格のある素晴らしい滑りだったと思います。ダイスケは世界で数少ない、全てを兼ね備えたスケーターだと思ったのです」

・「これからはスケートを楽しんで」とチャン。

 チャン自身も、ソチ五輪で銀メダルを獲得した後、今シーズンは競技生活を休んでいる最中である。28歳の高橋にとって、これまで競技を続けてきたことが体力的にも精神的にもどれほど過酷なことであったのか、よく理解できるに違いない。

「難しい決断だったと思う。でももう彼には、国を代表して試合で競うということのプレッシャーから解放されてスケートを楽しむ資格が十分にあると思います」

 チャンから届いた文章は、そう結んであった。

 高橋大輔という稀有な才能のスケーターを、もう試合で見ることができないのはスケート界にとって大きな損失であり、個人的にもすごく残念ではある。

 だがチャンの言うように、彼はもう十分に国のため、そしてファンのために戦ってきた。これからはもっと自分のために、スケートを楽しみながら残りの人生を豊かに生きていって欲しいと願う。

201411071.png 201411072.png
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非公開コメント

No title

素晴らしい記事ですね!

toko様

ありがとうございます。

この記事、読んでいてうれしく思いました。
ライバル選手から賞賛される高橋の大ちゃんを誇らしく思います。

大好きなスケートを楽しんでもらいたい、楽しく滑っている姿を見たいと思います。




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