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11/9 羽生結弦、9日帰国とコーチ 頭と顎負傷、日本で検査

(2014-11-09)

報道機関

共同通信

見出し

羽生結弦、9日帰国とコーチ 頭と顎負傷、日本で検査

発行日

2014119日 002

http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014110801001968.html

◆内容◆ 

【上海共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯で8日の演技前に中国選手と衝突した男子の羽生結弦(ANA)について、ブライアン・オーサー・コーチは9日のエキシビションを欠場して同日中に帰国すると明らかにした。日本で精密検査を受けるという。

 オーサー・コーチによると「大事なのは健康。自分を大切にしろ」とフリーの棄権を促したが本人の意志で滑った。頭と顎を負傷し、演技後に患部を縫ったという。

 羽生はGPシリーズ第6戦のNHK杯(28~30日・大阪なみはやドーム)にエントリーしている。

 

ネットでも羽生に称賛の嵐「感動した。涙が出た」/フィギュア (サンスポ 2014/11/9 401

http://www.sanspo.com/sports/news/20141109/fgr14110905010005-n1.html

◆内容◆

フィギュアスケート・GPシリーズ第3戦中国杯最終日(8日、上海)ネット上ではけがを負いながらも演技をやりきった羽生に対して、ファンからの称賛の声が相次いだ。女性を中心に「感動した。涙が出た。日本の誇り」という声が大半だったが、強行出場に関しては「本人は出たいというはず。コーチや周囲が止めることもできた」という声もあった。(紙面から)

 

感動したぞ!羽生、激突で大出血も滑りきり「銀」/フィギュア (サンスポ 2014/11/9 407

http://www.sanspo.com/sports/news/20141109/fgr14110905070003-n1.html

◆内容◆

フィギュアスケート・GPシリーズ第3戦中国杯最終日(8日、上海)激突!! 出血!! それでも滑った魂の舞い!! 男女フリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)2位のソチ五輪金メダルの羽生結弦(19)=ANA=は合計237・55点で2位。演技前の6分間練習で閻涵(えん・かん、18)=中国=と激突して大出血、治療を受けて強行出場した。血をにじませながらジャンプで5度転倒。今季初戦の優勝は逃したが、気迫の舞いは列島に感動を呼んだ。マキシム・コフトゥン(19)=ロシア=が243・34点で優勝した。

とにかく無事でいてほしい。勝敗などもはや関係なかった。『オペラ座の怪人』を演じ終えた羽生は、燃え尽きたように天井を見上げた。よろめきながらリンクを引き揚げ、コーチのブライアン・オーサー氏(52)と抱き合った。『キス・アンド・クライ』では両手を合わせてファンに謝罪。得点を見届けると、両手で顔を覆って男泣きした。

 「羽生は演技したいと言ったが、脳振とうなどの症状がないかを注意深く見て判断した。『ここでヒーローになる必要はない』と伝えたが、彼の意志は固かった」

 オーサー氏が苦しい胸の内を明かした。場内に悲鳴がこだましたのは、最終組6人による演技直前の6分間練習だった。リンク中央で羽生が振り向きざまに中国の18歳、閻涵と激突。氷上に倒れた。1分あまり動くこともできない。フラフラと立ち上がると、首筋を伝った鮮血が銀盤をぬらした。棄権してもおかしくないアクシデント。それでも、19歳の五輪王者はリンクに立った。

頭部に包帯を巻き、あごにはばんそうこう。練習が再開されてもジャンプは安定せず、肩で息をした。冒頭の4回転サルコー、続く4回転トーループはともに認定されたものの、尻もちをついた。演技後半に予定した4回転トーループは回避。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-1回転ループ-3回転サルコーの3連続ジャンプを成功させた。5度も転倒したがそのたびに立ち上がり、ファンの涙を誘った。

 大会前は腰痛で練習量を抑えざるを得なかった。鎮痛剤を服用して臨んだ今季初戦。そこに不運が追い打ちをかけた。

 オーサー氏は「結果に関係なく彼を誇りに思う」と語った。足は軽い肉離れを起こし、演技後にあごを7針縫った。周囲に「ありがとう」と言い残し、車いすで会場を後にした。そんな中で、次に出場を予定しているGP第6戦、NHK杯(28日開幕、大阪・なみはやドーム)までの日数を確かめ、出場に意欲を示したという。検査のため予定を変更し、9日、帰国する。

すさまじい精神力。故郷の仙台を襲った東日本大震災はじめ、数々の試練を乗り越えてきた男は、永遠に語り継がれる伝説を生み出した。

■小林芳子・日本スケート連盟フィギュア強化部長

 「出血量を見てシーズン初めなので棄権していいと思ったが、コーチと本人で話して出場を決めた。6分間練習の仕上がりは演技に影響する。男子は技術も上がり6人では(リンクが)狭いと思ったことがある」

 

■6分間練習 

試合の直前、グループ(最大6人)で行うウオームアップの練習。前のグループが終わった時点で次のグループの選手が同時に行う。リンクの大きさは国際規格で縦60メートル、横30メートルで、互いに注意しながら練習するが、避けられずに激突することは珍しくない。

■練習での激突アラカルト

 ★伊藤みどり 1991年3月の世界選手権(ミュンヘン)。オリジナルプログラム(現ショートプログラム)前の練習中に、フランス選手と激突し左わき腹などを負傷。本番ではジャンプ後にふらつき、リンク外に飛び出すミスをするなどで4位だった
 ★安藤美姫 2008年12月の全日本選手権(長野)。フリーの演技直前の6分間練習で、村主章枝と衝突し、右ひざから出血。7つのジャンプのうち4つが減点対象になるなど影響は隠せず3位に終わった
 ★高橋大輔 10年12月のGPファイナル(北京)。開幕前日の公式練習中、ジャンプをした小塚崇彦とぶつかり負傷。痛みに耐え強行出場するも、「何もコントロールできなかった」と納得の演技はできず、4位で大会を終えた

(紙面から)

 

フィギュアスケート:羽生、激突流血押し志願出場 涙の銀! 5回転倒も怪人演じきった (毎日新聞 2014/11/9

http://mainichi.jp/sponichi/news/20141109spn00m050019000c.html

◆内容◆

◇フィギュアスケートGPシリーズ第3戦中国杯最終日(2014年11月8日 中国・上海)

驚異の精神力でアクシデントを乗り越えた。男子フリー直前の6分間練習で羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が、閻涵(エン・カン、18=中国)と正面衝突。頭と顎から流血し、会場から悲鳴が上がった。それでも、治療後に強行出場し合計237.55点で2位に入った。日本で精密検査を受けるため、エキシビションには出演せず、9日に帰国する。

 激しい衝突音の後、会場に悲鳴が交錯する。男子フリー最終組の6分間練習で、悲劇は起きた。スピードに乗り、後ろ向きに滑っていた羽生が前を向いた瞬間、閻涵(エン・カン)と正面衝突。氷に激しく顔面を打ち付け、うずくまった。何とか立ち上がろうとしたものの、仰向けになった後に動けなくなった。頭と顎から流れた血が氷を濡らす。首に生々しい血痕を残したまま、リンクから去って治療を受けた。誰もが棄権を覚悟する中、羽生だけが闘志を失っていなかった。

 頭に肌色の包帯、顎にはばんそうこうを貼り、再びリンクサイドに姿を見せた時には泣いていた。それでも、「閻涵は?」と激突の当事者を気遣い、再開された6分間練習に参加。痛みに顔をしかめ、跳ぶたびによろめいた。ルッツの回転が抜け、得意の4回転トーループでも着氷が乱れる。ブライアン・オーサー・コーチは「ここでヒーローになる必要はない」と諭したが、羽生の答えは決まっていた。

 「演技したい」

 棄権と思われた閻涵も演技。閻涵と握手を交わし、声援を送ってから、勝負のリンクに立った。フリーはボーカル入りの「オペラ座の怪人」だ。冒頭の4回転サルコー、続く4回転トーループはともに転倒。基礎点が1.1倍になる演技後半に跳ぶ予定だった4−2回転のトーループは回避した。他にも3回転半、3回転ループ、3回転ルッツと計5度も転倒した。

 10月のフィンランディア杯を腰痛で欠場。腰をかばうことで体全体のバランスが崩れ、他の部分にも痛みが出ていた。鎮痛剤を服用して臨んでいた上にアクシデントも発生し、リンクに立てる状態ではなかった。スケート人生最大の苦境。それでも、19歳は不屈だった。4分30秒、主人公のファントムを演じきった。

 

転倒しても高得点、基礎能力の高さ示す 羽生結弦2位 (朝日新聞 2014/11/9 042

http://www.asahi.com/articles/ASGC87HWNGC8UTQP032.html

◆内容◆

男子フリーの後半グループが始まる前の6分間練習で、羽生が頭とあごを負傷した。けがをおして滑りきったフリーの得点は154・60点。5度転倒し、自己ベストの193・41点を40点近く下回った。それでも2位となり、総合でも2位に入った。

 最初に組み込まれている2種類の4回転は、いずれも回りきった上での転倒だった。転んだため印象は良くなかったかもしれないが、4回転サルコーで7・64点、4回転トーループで7・30点を稼いだ。これらは、3回転ジャンプの中で最も難しい3回転ルッツの基礎点6・0点を上回る。<続き ログイン必要>

 

包帯姿の羽生結弦、フリー演技終え号泣 (朝日新聞 2014/11/9 103

http://www.asahi.com/articles/ASGC82Q3NGC8UTQP004.html

◆内容◆

中国・上海で8日にあったフィギュアスケートのグランプリシリーズ中国杯で、ソチ五輪金メダリストが意地を見せた。羽生結弦(19)が2位。直前練習で中国選手と衝突して負傷し、演技では何度も転倒したが、踏ん張った。

男子フリーの後半グループが始まる前の6分間練習中、アクシデントは起きた。羽生が閻涵(イエンハン、中国)と激突。会場が悲鳴に包まれた。2人とも倒れ込んで身動きが取れない。氷上には血が流れた。

 数分後、羽生は頭に包帯を巻き、あごに、ばんそうこうを貼った痛々しい姿でリンクに戻ってきた。練習を再開したが、足元はおぼつかない。ジャンプを跳んでは手をつき、起き上がってはふらついた。

 それでも、リンクに上がった。2種類の4回転ジャンプはいずれも転倒したが、ミュージカル曲の「オペラ座の怪人」に乗せ、滑りきった。採点後、両手で顔を覆って泣いた。そのまま、担架で運ばれた。閻涵も負傷したが出場した。

 記者会見したブライアン・オーサーコーチらによると、羽生は演技後、あごを7針、右側頭部を3針縫った。9日に日本に帰国し、精密検査を受けるという。負傷しながらの出場が正しい判断だったかと問われたオーサーコーチは「今はヒーローになる時ではない、と言い聞かせたが、結弦の決意は固かった。彼の目を見て大丈夫だと思ったし、普通に話せていたので彼の判断を尊重した」と話した。(上海=金島淑華)

 

【フィギュア】羽生2位号泣!直前練習で激突流血、強行出場も5度転倒 (スポーツ報知 2014/11/9 605

http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20141109-OHT1T50011.html

◆内容◆

◆フィギュアスケート GPシリーズ第3戦・中国杯最終日(8日・上海)

 ソチ五輪金メダリストの日本のエース、羽生結弦(19)=ANA=がフリーの練習中に閻涵(ハン・ヤン、中国)と激突し、あごや頭から流血するアクシデントに見舞われながら2位になった。7日のショートプログラム(SP)で2位だった羽生は、もうろうとして臨んだフリーで5回も転倒しながら154・60の2位となり、合計237・55点。マキシム・コフトゥン(ロシア)が合計243・34点で優勝した。

 頭に包帯を巻いて、羽生はリンクに立った。「オペラ座の怪人」が鳴り響くと、青ざめていた顔に血の気が戻った。

 しかし、体は正直だった。冒頭から4回転ジャンプを立て続けに失敗。基礎点が1・1倍になる後半は、最初に予定していた4回転からのコンビネーションを3回転に変更した。合計8度のジャンプのうち5度も転倒したが、あきらめずに立ち上がり続けた。

 約4分30秒の演技を終えると、日本から駆けつけたファンだけでなく、地元・中国の観客からも大拍手。得点は自己最高を38・81も下回る154・60点だったが、19歳は声を上げて泣いた。意地の2位。担架に乗せられ引き揚げる際は、穏やかな表情を見せていた。

 アクシデントは最終組6人による6分間練習で起こった。中央に向かって後ろ向きに滑っていた羽生が振り返った瞬間、反対側から来た閻涵と正面衝突。体が衝撃で浮き、あおむけの状態で硬い氷に叩きつけられた。倒れたまま動けず、2人のスタッフに支えられて起き上がったが、あごから流れ出た血がのどを赤く染めていた。頭もクラクラしていたようで、足取りもおぼつかなかった。治療を受け、約7分後に姿を現したが、オーサー・コーチに声をかけられると涙をこぼし、顔を小刻みに震わせた。

 オーサー・コーチは「羽生は演技したいと言ったが、脳しんとうなどの症状がないかを注意深く見て判断した。『ここでヒーローになる必要はない』と伝えたが、彼の意志は固かった。誇りに思う」と語った。

 そもそも今大会は10月のフィンランディア杯欠場の要因となった腰痛のため、3日に1度の休みを挟み、練習を1時間程度に抑えざるを得なかった。腰をかばうことで体全体のバランスが崩れ、他の部分も痛みが出ていたという。欠場の選択肢もある中、「ファイナルに進むためにも出たい」と鎮痛剤を服用して臨んだ今季初戦だったが、不運が追い打ちをかけた。

 これまでも東日本大震災や持病のぜんそく、多くの故障を乗り越えてきた。魂のこもった演技後は患部を縫合。オーサー・コーチによると、9日のエキシビションは欠場して同日中に帰国。日本で精密検査を受ける運びになった。

「棄権すべき」意見も 涙の解説陣 (日刊スポーツ 2014/11/9 936

http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20141109-1393954.html

◆内容◆ 

<フィギュアスケート:GPシリーズ第3戦・中国杯>8日上海

 ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19=ANA)が、ショートプログラム(SP)2位から逆転を期したフリー演技直前の6分間練習で、閻涵(中国)と大激突。体を強く打ち、顔から出血するアクシデントに見舞われたが、治療を終えるとフリー演技を滑りきった。5度のジャンプの転倒があり154・60点。合計237・55点で2位となったが、見る者の心を大きく震わせた。

 中継したテレビ朝日の解説陣も、羽生の演技に胸を打たれた。松岡修造氏(47)は、羽生の負傷直後に「出場するべきではない」と繰り返したが、演技を終えると、「僕は羽生さんのことを誇りに思いますよ」と感嘆の声を上げた。フィギュア77年世界選手権3位の佐野稔氏は「今日のこの羽生君は永遠にフィギュア界の中で語り継がれるでしょう。涙出てます。しゃべれません」。ともにソチ五輪を目指した織田信成氏は「普通の人だと、これだけのケガの後で、回ることすらできないと思います。しかも後半に4回転」と鼻水をすすりながらコメントした。同局は午後9時44分までだった中継を同59分まで延長した。

 

羽生2位 激突 流血 それでも立った  (日刊スポーツ 2014/11/9 936

http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20141109-1393949.html

◆内容◆ 

<フィギュアスケート:GPシリーズ第3戦・中国杯>8日上海

 ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19=ANA)が、不屈の滑りをみせた。ショートプログラム(SP)2位から逆転を期したフリー演技直前の6分間練習で、閻涵(中国)と大激突。体を強く打ち、顔から出血するアクシデントに見舞われたが、治療を終えるとフリー演技を滑りきった。5度のジャンプの転倒があり154・60点。合計237・55点で2位となったが、見る者の心を大きく震わせた。

 得点が表示され、その時点で首位に立つと、羽生は感情を抑えきれなかった。両手でテープが巻かれた顔を覆うと、止めどなく涙があふれた。気持ちを奮い立たせて4分30秒を滑りきった。張り詰めた心に、大きな安心感があったのだろう。大きく体を震わせると、そのまましばらく動けなかった。

 悲劇は演技直前に起こった。前半の5人が滑り終わったところで、後半6人の練習時間が始まった。6分間で感触を確かめていく普段通りの時間。体を回しながら後ろ向きにリンク中央へ向かったときだった。反時計回りに正面を向こうとしたところに、猛烈な勢いで閻が突っ込んだ。

 互いに顔面、全身にかけて激突。勢いで両者が大きくはじけ飛んだ。会場が一瞬で凍り付いた。そのままうずくまる羽生。真っ白なリンクが頭、あご付近からの血で赤く染まっていった。数分後、なんとか立ち上がると、おぼつかない足取りでリンクを去り、控室に消えた。もう誰もが演技は無理と思った。

 だが、再び観客の前に羽生は姿を現した。頭はテープでぐるぐる巻き。あごにも止血テープが貼られていた。そのまま鬼気迫る表情でリンクに入り、ジャンプの感触を確かめる。そして、滑る決意を固めた。

 冒頭の4回転ジャンプから影響は隠せない。トーループに続き、サルコー2度も転倒した。痛々しい姿に観客も息をのむが、滑りは止めない。後半のジャンプでも転倒が続いた。その都度スタミナを奪われながら、必死に体を動かした。脂汗を浮かべて、笑顔も何とか作り、左脚を引きずりながらリンクを降り、オーサー・コーチの胸に倒れるように飛び込んだ。

 同コーチは「ここでヒーローになる必要はないと伝えたが、彼の意志は固かった」と話した。教え子を「誇りに思う」と顔を紅潮させた。負傷した頭とあごの患部を縫ったという。同コーチによると、精密検査のため予定を変更して9日に帰国。GPシリーズ第6戦のNHK杯(28~30日)にエントリーしている。

 前日のSPは、「最悪の一言」と本人が振り返る出来だった。人一倍の負けず嫌いは「このままじゃ帰れない」と雪辱に燃えていた。そこで待っていたアクシデント。血まみれになりながら、痛みと闘いながら手にした1つの結果。18年平昌五輪へ向けた1歩は、大きな逆境に打ち勝つものだった。

 スポーツと頭部負傷 スポーツ界では脳振とうなどの頭部負傷の対応への意識が高まっている。国際サッカー連盟は診察で、試合を3分間止められるように規則を改定した。日本サッカー協会もJリーグにおける脳振とうに対する指針を策定。「脳振とうが疑われる場合は試合や練習から退くべき。短期間で回復したとしても試合復帰は避けるべき」としている。また、アメリカンフットボールのNFLでも頭部へのケア意識が飛躍的に向上している。

 

羽生 衝突!転倒!流血のち号泣2位 (デイリースポーツ 2014/11/9

http://www.daily.co.jp/general/figure_skating/2014/11/09/0007488144.shtml

◆内容◆ 

「フィギュアGPシリーズ第3戦・中国杯」(8日、上海)

 男子フリーが行われ、ソチ五輪金メダリストで、ショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(19)=ANA=は、競技前の6分間練習で、閻涵(18、えん・かん)=中国=と激しく正面衝突し、頭部などから出血するアクシデントに見舞われた。それでも驚異的な精神力でフリー2位の154・60点をマーク。合計237・55点で2位となった。SP1位のマキシム・コフトゥン(ロシア)が243・34点で優勝した。

 氷上に立っていたのは、どんな状況でも揺るがない魂を持つ若き侍の姿だった。頭には包帯、顎には絆創膏が貼られていた。とても演技できる状態ではなかったはずだった。ジャンプでは5度の転倒。それでも羽生の心は折れなかった。

ボーカル入りの場面では時折、歌を口ずさみながら「オペラ座の怪人」のファントムを見事に演じきった。柔らかな表情でのフィニッシュポーズを解くと、ふらふらになりながら、リンクサイドのオーサーコーチの元へ。1人で立つことができず関係者の肩を借り、たどり付いたキス&クライ。ファイナルへつながる2位以上を確定させた得点を確認すると、一瞬驚いた表情を浮かべ、人目をはばからず泣いた。

 まさかのアクシデントは、後半グループ演技前の6分間練習で起こった。羽生と閻涵が激しく正面衝突。羽生はそのまま顎から氷上にたたきつけられた。苦痛に顔をゆがめ、倒れ込んだまま、しばらく立ち上がることができず、場内は騒然となり、ファンから悲鳴が上がった。何とか立ち上がったが、頭と顎からとみられる出血が氷へしたたり落ちた。

 9月中旬に痛めた腰も万全でなく、鎮痛剤も服用していた中で起きた最悪の事態。それでも羽生は治療を受けた後、リンクへと戻ってきた。関係者が棄権を提案しても、首を縦にふらなかった。悔し涙も浮かべながら「五輪王者として認めてもらえる演技をする」と言い続けたという。

演技後、羽生は担架で運ばれていった。精密検査を受けるため、予定を変更して9日に帰国する予定だ。将来を考えれば、通常なら間違いなく棄権の選択肢を取るべき状況だった。しかし、東日本大震災、持病のぜんそく、膝や足首の故障…数々の試練を乗り越えてきた不屈の男はそれを許さず、すさまじい執念を見せつけた。

羽生、激突流血押し志願出場 涙の銀!5回転倒も怪人演じきった (スポニチ 2014/11/9 1000

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/09/kiji/K20141109009251520.html

◆内容◆

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦中国杯最終日 (118  中国・上海)

驚異の精神力でアクシデントを乗り越えた。男子フリー直前の6分間練習で羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が、閻涵(エン・カン、18=中国)と正面衝突。頭と顎から流血し、会場から悲鳴が上がった。それでも、治療後に強行出場し合計237・55点で2位に入った。日本で精密検査を受けるため、エキシビションには出演せず、9日に帰国する。 
 激しい衝突音の後、会場に悲鳴が交錯する。男子フリー最終組の6分間練習で、悲劇は起きた。スピードに乗り、後ろ向きに滑っていた羽生が前を向いた瞬間、閻涵(エン・カン)と正面衝突。氷に激しく顔面を打ち付け、うずくまった。何とか立ち上がろうとしたものの、仰向けになった後に動けなくなった。頭と顎から流れた血が氷を濡らす。首に生々しい血痕を残したまま、リンクから去って治療を受けた。誰もが棄権を覚悟する中、羽生だけが闘志を失っていなかった。
 頭に肌色の包帯、顎にはばんそうこうを貼り、再びリンクサイドに姿を見せた時には泣いていた。それでも、「閻涵は?」と激突の当事者を気遣い、再開された6分間練習に参加。痛みに顔をしかめ、跳ぶたびによろめいた。ルッツの回転が抜け、得意の4回転トーループでも着氷が乱れる。ブライアン・オーサー・コーチは「ここでヒーローになる必要はない」と諭したが、羽生の答えは決まっていた。

 「演技したい」
 棄権と思われた閻涵も演技。閻涵と握手を交わし、声援を送ってから、勝負のリンクに立った。フリーはボーカル入りの「オペラ座の怪人」だ。冒頭の4回転サルコー、続く4回転トーループはともに転倒。基礎点が1・1倍になる演技後半に跳ぶ予定だった4―2回転のトーループは回避した。他にも3回転半、3回転ループ、3回転ルッツと計5度も転倒した。
 10月のフィンランディア杯を腰痛で欠場。腰をかばうことで体全体のバランスが崩れ、他の部分にも痛みが出ていた。鎮痛剤を服用して臨んでいた上にアクシデントも発生し、リンクに立てる状態ではなかった。スケート人生最大の苦境。それでも、19歳は不屈だった。4分30秒、主人公のファントムを演じきった。
 演技後は自力で立つのがやっとの状態で、オーサー・コーチに抱きかかえられてリンクを下り、得点を待った。スコアが表示されると涙があふれ、嗚咽(おえつ)が止まらない。キス&クライから下り、ストレッチャーに乗せられてリンクサイドから姿を消した。その後、顎を7針縫い、足は軽い肉離れ。周囲に「ありがとう」と言い残し車いすで会場を後にした。
 日本で精密検査を受けるためエキシビションを欠場して9日に帰国。それでも、周囲にはエントリーしている11月末のNHK杯までの日数を口にし、出場に意欲を示したという。強行出場の代償は大きいが、五輪を制した世界一の19歳は一スケーターの枠を超えた強さを見せつけた。

 

☆「流血」羽生結弦に日の丸背負う不屈の”闘志”を見た (dot. 2014/11/9 10:13

http://dot.asahi.com/sports/sp/2014110900004.html

◆内容◆

羽生結弦(19)が緊急事態を乗り越え、執念の演技で感動を与えた。
 そのアクシデントは突然起こった。11月8日に開かれた、フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦中国杯最終日。男子フリー直前の6分間練習中、中国の閻涵とほぼ正面から激突した。
 現地で取材をしていたジャーナリストが、そのときの様子を語る。
「華麗な演技を期待して、スタンドから『ゆづる~』と女性ファンからの声援が飛んでいた次の瞬間、羽生がジャンプのタイミングを計ろうとやや沈み、後ろ向きから前を向いたときでした。激しくぶつかり、さらに氷で顔面を強く打ちつけたのだ。2人はそのまま氷上に倒れ、動かなくなった。羽生の頭部は流血し、ただごとではないと感じました。場内からは多くの悲鳴が上がっていました」
 しばらく立ち上がることができなかった羽生は、顎からも出血。白いリンクが鮮血で生々しく染まる。数分後、歩くこともままならない様子で、棄権すると思われた。しかし、治療を受けリンクサイドに姿を見せコーチのブライアン・オーサーに「演技したい」と直訴、6分間練習に参加した。
 ショートプログラム2位からの逆転を期していたが、もはやリンクに立つことが大事だった。本番の冒頭、4回転サルコー、4回転トーループで転倒し、計5回も転倒した。そのたびに悲鳴と声援が入り混じる。
 
元五輪選手でプロスケーターの渡部絵美さんは、その精神力に驚きを隠せない。
「こんな状態ですべる選手は見たことがありません。五輪でも世界選手権でもないので、通常であれば棄権するはずです。でも、羽生選手は演じ切った。日本を背負って立っているという、彼の責任感の強さがそうさせたのでしょう」
 演技後、立っているのがやっとの状態。得点が発表されると涙が溢れ、号泣した。その責任感と不屈の闘志はどこから来るものなのか。
 その秘密の一端が、故郷・仙台にある。中学校時代の恩師が振り返る。
「羽生君は、特別支援学級の生徒と特に親しくしていました。『自分より苦しい立場の人ががんばっている。その人たちのためにもがんばる』ということを言っていたのが印象に残ります」
 2011年の東日本大震災では、自らも避難所生活を余儀なくされた。そんなとき「自分はスケートしていていいのだろうか」と悩んだが、「いい演技をして、多くの人を励ましたい」と誓ったという。
 だから羽生は、カナダを拠点にしながらも、今も地元のリンクでも練習をする。震災で北陸地方に転居した特別支援学級の友人がいた。そこでアイスショーに出演した羽生は、友人のために席を用意したこともあった。
 結局、中国杯は2位。演技を終えた安堵感と悔しさからか、嗚咽を漏らしながらストレッチャーで病院へ直行。顎を7針、右側頭部を3針縫い、足も肉離れを起こしているが、11月末のNHK杯に出場の意向を示しているという。
 フリーを「オペラ座の怪人」で演じ切った羽生を、地元の人たちは「仙台の怪人」と誇りに思っているに違いない。
(ジャーナリスト・青柳雄介)


感動したぞ!羽生、激突で大出血も滑りきり「銀」/フィギュア
 (サンスポ 2014/11/9 407

http://www.sanspo.com/sports/news/20141109/fgr14110905070003-n1.html

◆内容◆ 

フィギュアスケート・GPシリーズ第3戦中国杯最終日(8日、上海)激突!! 出血!! それでも滑った魂の舞い!! 男女フリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)2位のソチ五輪金メダルの羽生結弦(19)=ANA=は合計237・55点で2位。演技前の6分間練習で閻涵(えん・かん、18)=中国=と激突して大出血、治療を受けて強行出場した。血をにじませながらジャンプで5度転倒。今季初戦の優勝は逃したが、気迫の舞いは列島に感動を呼んだ。マキシム・コフトゥン(19)=ロシア=が243・34点で優勝した。
 とにかく無事でいてほしい。勝敗などもはや関係なかった。『オペラ座の怪人』を演じ終えた羽生は、燃え尽きたように天井を見上げた。よろめきながらリンクを引き揚げ、コーチのブライアン・オーサー氏(52)と抱き合った。『キス・アンド・クライ』では両手を合わせてファンに謝罪。得点を見届けると、両手で顔を覆って男泣きした。
 「羽生は演技したいと言ったが、脳振とうなどの症状がないかを注意深く見て判断した。『ここでヒーローになる必要はない』と伝えたが、彼の意志は固かった」
 オーサー氏が苦しい胸の内を明かした。場内に悲鳴がこだましたのは、最終組6人による演技直前の6分間練習だった。リンク中央で羽生が振り向きざまに中国の18歳、閻涵と激突。氷上に倒れた。1分あまり動くこともできない。フラフラと立ち上がると、首筋を伝った鮮血が銀盤をぬらした。棄権してもおかしくないアクシデント。それでも、19歳の五輪王者はリンクに立った。
 頭部に包帯を巻き、あごにはばんそうこう。練習が再開されてもジャンプは安定せず、肩で息をした。冒頭の4回転サルコー、続く4回転トーループはともに認定されたものの、尻もちをついた。演技後半に予定した4回転トーループは回避。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-1回転ループ-3回転サルコーの3連続ジャンプを成功させた。5度も転倒したがそのたびに立ち上がり、ファンの涙を誘った。
 大会前は腰痛で練習量を抑えざるを得なかった。鎮痛剤を服用して臨んだ今季初戦。そこに不運が追い打ちをかけた。 オーサー氏は「結果に関係なく彼を誇りに思う」と語った。足は軽い肉離れを起こし、演技後にあごを7針縫った。周囲に「ありがとう」と言い残し、車いすで会場を後にした。そんな中で、次に出場を予定しているGP第6戦、NHK杯(28日開幕、大阪・なみはやドーム)までの日数を確かめ、出場に意欲を示したという。検査のため予定を変更し、9日、帰国する。
 すさまじい精神力。故郷の仙台を襲った東日本大震災はじめ、数々の試練を乗り越えてきた男は、永遠に語り継がれる伝説を生み出した。

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